2024.05.29
KNOWLEDGE
【SNS広告トレンド】”UGC風”縦型ショート動画作りのコツ
はじめに
少し前からWEB広告のトレンドになりつつある”縦型ショート動画”。
そんな縦型ショート動画ですが、皆さんは縦型ショート動画を普段から作成できていますでしょうか?
縦型ショート動画を作成し、広告配信を実施してみたいと思いながらも、静止画よりも工数がかかってしまうためなかなか、手を付けられない方も多いと思います。
しかし、最近の傾向で縦型ショート動画は、広告効果を改善するために必要不可欠な存在となってきているのは運用者の方なら感じているかと思います。
実際にInstagramの縦型ショート動画活用で、CPA(顧客獲得単価)を87%改善した例もあります※1
また、近年特にトレンドになっているUGC風動画は、一般投稿に馴染みやすくユーザーが視聴する確率が上がるなど注目を集めている構成です。
しかし、動画はストーリーを考えたり、打ち出したい訴求を絞ったりと構成作りに工数がかかることがネックです。
そんなお悩みを解決するために、本記事ではUGC風縦型ショート動画の構成作りについてコツを解説していきます。
また、弊社では縦型ショート動画を中心とするTiktok広告やInstagram広告の運用も行っているので気になった方はページ下部のお問い合わせより問い合わせて頂けますと幸いです。
※1 参考:Instagramの縦型動画広告でCPA87%に改善を実現!急成長D2CベルミスのAI活用事例
参考URL:https://markezine.jp/article/detail/42800
LP読み込み・ペルソナ選定・訴求ピック
まず、はじめに訴求を考えたり、ストーリー性を考えていく際の土台となる商材理解とペルソナ想起をしていきます。
ここを疎かにすると伝えたい内容が固まらなかったり、伝えたい内容と異なる雰囲気の動画を作成してしまったりと軸がブレてしまうので面倒臭がらずに筆者は必ず行っています。
具体的に行っているものは下記です。
1、商材の遷移先LPを読み込む
2、ターゲットとなる層を仮決めする
実施方法については過去に静止画を作る際のコツを紹介した記事がありますので、こちらをご覧ください。
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【駆け出しWebマーケター必見】広告バナーを"最速・最短"で作る方法(Canva)
伝えたい情報内容・訴求を整理する
次に伝えたい内容や訴求を整理します。
先ほどのLP読み込みで使えそうなフレーズや訴求が出てきていると思いますので、この段階で整理しておきましょう。
また、Google検索などで競合調査をし、競合と差別化できそうなポイントや期間限定のキャンペーン等もあればその点も整理しておきます。
メモ帳やWord等テキストエディタや普段使用しているチャットツールに保存しておき、いつでも確認できる状態に整理しておくと、後ほどの構成作りで役立つのでお勧めです。
実際に出稿されている広告を見て回る
ここまでは訴求の整理や伝えたい情報の整理をしてきました。ここからは、その伝えたい内容が、より伝わるように言い回しや直近のトレンドを収集していきましょう。
できれば競合の広告を見ると伝え方のポイントや直近のトレンドを知ることができます。
筆者は上記の為に「アドクロール」という広告クロールツールを使用しトレンドを把握しています。
2.構成作り
ここまで来たら構成を考え始めましょう。
構成は作成する秒数や伝えたい内容の多さにもよりますが最近はは20-60秒程度の縦型ショート動画がトレンドですので4~6シーン程度で構成を考えると作成しやすいと思います。
ここからは具体的にシーンごとの構成についてテンプレートとなる構成パターンを紹介しながら作成のコツを紹介していきます。
構成パターン:PASONA(悩み解決型)とは
今回は、構成パターンの一例としてPASONAの法則をご紹介します。
PASONAの法則は1999年に著名マーケターである神田昌典(かんだまさのり)氏が提唱したと言われる、ユーザーの購買行動を促しやすいメッセージの伝え方を示した法則です。※1この法則は長い間実績があり、縦型ショート動画にも多く活用されています。
※1参考記事:【2023年最新】PASONAの法則とは?商品が売れる法則について応用例を交えてわかりやすく解説!
参考URL:https://blastmail.jp/blog/marketing/pasona-law
PASONAの概要
こちらの構成ではまず冒頭にユーザーの悩み(Problem)を明記してユーザーの注意を惹きます。
続くシーンでは親近感(Affinity)を感じてもらえる内容を明記し解決策(Solution)を提案します。
最後に商品のオファー(Offer)を促し購入して貰えるようにしましょう。
具体的に中年男性向けダイエットサプリを例に当てはめて考えていきましょう。
PASONA冒頭シーン(Problem)
1シーン目はユーザーの悩み(Problem)を訴求しましょう。
ユーザーの悩みが”40代以降になってからおなかが出てきた”という悩みだとします。
この悩みに沿ったキャッチコピー例は以下です。
”最近ポッコリおなかが気になる”
PASONA2シーン目(Affinity)
2シーン目は親近感(Affinity)を与える訴求を考えましょう。
ユーザーが共感する内容や悩みを深堀した内容だとより親近感を得やすいです。
今回のキャッチコピー例は以下にします。
”管理職になって取引先や社内の飲み会が増えて体重がみるみる増えてきた…”
PASONA3シーン目(Solution)
3シーン目以降で具体的な解決策(Solution)を明示して商品を購入して貰えるように促しましょう。
今回のキャッチコピー例は以下にします。
“でも最近会社の同僚に教えてもらったこのサプリを飲んだらみるみるうちにぽっこりお腹がへこんできた!”
PASONA4シーン目(Offer)
最後に商品のオファー(Offer)を提案し購入を促します。
今回のキャッチコピー例は以下です。
”ぽっこりお腹を解消したい方はこちらから”
これまでのPASONAのシーンをまとめると下記のようになります。
構成をいつもどうしようか悩んでいる方はPASONAの法則のようにトレンドのフレームワークがあるのでこちらに当てはめて考えるとスムーズに構成が作れる為オススメです。
3.おわりに
いかがでしたでしょうか?
実際に構成を考えるうえでPASONAの法則というフレームワークを紹介しました。
他にも様々なフレームワークがあります。
また、トレンドとなる構成も日々変化しているため実際に出稿されている広告から学んだり、新たなフレームワークを試したりすることで
縦型ショート動画を作成し実際に広告配信してみてはいかがでしょうか?