Meta広告を扱おうとログインするときに二段階認証を求めらますが、そこで稀に発生するのが【二段階認証でログインできなくなる】という問題です。

もちろん「何の原因もなく、ある日突然システムエラーによって二段階認証できなくなる」ということは基本的にないのですが、二段階認証を受け取っている携帯電話が故障して使えなくなったり、認証アプリの引き継ぎに失敗したりしたときに、正規の二段階認証コードを受け取れなくなり、事実上「Metaから締め出されてしまう」という状況に陥ることがあります。

Meta広告を扱う事業会社、代理店にとっては致命的なトラブルに繋がりかねないため、迅速に下記対応を取ることをおすすめします。

1. 二段階認証できる方法が残ってないか再確認する

二段階認証を行う方法として以下の3つが考えられます。

以前はFacebookアプリのコードジェネレーターで認証コードを得る方法もありましたが、現在機能の廃止が進んでいるために今後利用できなくなってしまいます。
参考：https://www.facebook.com/business/help/2098272590487298?id=199156230960298

今までコードジェネレーターで二段階認証をしていた方は以下の方法を試してみましょう。

1-1. 二段階認証アプリの引き継ぎ設定を行っているか

二段階認証アプリは【1ユーザーにつき1つ】しか使用できません。

既存アプリから新規アプリへと二段階認証アプリを移す際、既存アプリをアンインストールするだけでは新規アプリに正規の認証コードが届かなくなるため、二段階認証アプリのヘルプに従って【認証アプリの引き継ぎ】を行う必要があります。

「新規アプリを導入したら二段階認証できなくなった…」という場合は、既存アプリの引き継ぎ設定が正しく行われているか確認しましょう。

1-2. リカバリーコードを使用する

『リカバリーコード』とは、二段階認証ができなくなった場合に、二段階認証コードの代わりに使用できる8桁のコードのことです。

通常だと、リカバリーコードは二段階認証の設定画面で取得するものなので、二段階認証できなくなった時点で取得していない場合はこの方法で対処することができません。

すでに取得してある場合は、二段階認証コードを入力する際に、この8桁のリカバリーコードを入力すればログイン可能になります。

リカバリーコードの取得方法についてはFacebookヘルプセンターのこちらの記事をご覧ください。

1-3. SMSに二段階認証コードが届くのを少し待ってみる

通常なら二段階認証コードが届くまで数分かかることはないですが、サーバーにトラブルが発生していたり通信環境が悪かったりすると、稀にSMSでコードを受信するまで数時間かかる場合もあります。

時間に余裕がある場合は、SMSに二段階認証コードが届くのを少し待ってみるのも手です。

2. どうしても二段階認証できない場合

何をやっても独力で二段階認証できない場合、Metaビジネスヘルプセンターにリカバリーコード発行を依頼する必要があります。

”Meta広告を利用している方”であればサポートを利用できるため、下記手順にて発行依頼をしましょう。

［ Metaビジネスヘルプセンター ＞ スタートガイド＞サポートに連絡］から「●●(理由)によって二段階認証ができなくなりました。リカバリーコードの発行をお願いします」などと記入して、「その他の問題」を選択のうえ必要事項を記入して問い合わせてください。

その後、MessengerまたはメールにてMetaのサポート担当と連絡が繋がるので、案内に従ってリカバリーコードを発行してもらいましょう（※発行依頼からリカバリーコードの送付まで72時間以上かかる場合があります）

無事リカバリーコードが送付されたら、二段階認証コードの入力画面にリカバリーコードを入力すればログインできるようになるはずです。

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以上、二段階認証でログインできなくなったときの対処法でした。

一度締め出されてしまうと復旧までに時間を要してしまうため、どんな方も予防策として1-2でご紹介したリカバリーコードの事前取得をお勧めします。

基本的にはほぼ発生しないイレギュラーですが、万が一の事態になってからだと遅いので、Meta広告を運用される方は【必須対応】のつもりで設定しておきましょう。