2024.10.25
KNOWLEDGE
直近のアプデも影響?「クリック率改善」のために広告文作成で意識すべきこととは!?
「悩みながら広告文を作ったけれど、中々クリックされない」
「広告文で言いたいことが多すぎて、どうまとめていいか分からない」
「クリック率改善のために新規作成したけれど、効果に繋がっていない」
「クリックされる広告文って結局、何を意識すべきなの?」
リスティング広告に携わっている方なら、こんな疑問や不安を抱くことがあるのではないでしょうか?筆者も、日々悩みながら広告文作成、広告運用をしています。本記事では運用デビューして間もない筆者が勉強してきたこと、アドバイスをいただいてきたことをもとに、クリック率改善に必要なことを5点ご紹介いたします!
気になった部分だけでもお読みいただき、日々の運用にご活用いただければと思います!
1.競合の広告文を分析する
まずは、「競合の分析」です。これは、広告文作成のみでなく、マーケティング全般において言えることですが、他社の動向を掴むことはとても重要です。競合他社が出しているリスティング広告をチェックして自社の広告に反映するようにしましょう。
実際にGoogleやYahoo!で検索してみると分かりやすいと思います。表示された広告の中から、「優れているな、その表現良いな」と思った部分は参考にすることも効果的な広告文に繋がります。(※完全に真似をしてしまうと著作権に違反しますのでご注意ください)しかしながら、他社と似た表現ばかりになってしまうと差別化が図れず、自社の広告が埋もれてしまう恐れもあります。
そのため、他社の広告の良い部分は参考にしつつ、自社の特徴や、強みを含め差別化を図ることで、クリック率改善に繋げられるでしょう。
より効果的な広告にするためには、定期的に競合の広告をチェックして、改善を続けることが必要になります。
2.クエリを入れる
次は「ユーザーのクエリを反映させる」ことです。
自身が検索窓に入力したキーワードが広告に含まれていると、ユーザーは自然とその見出し、広告文に目が行きます。
「そんなことは当たり前!」と多く思う方もいらっしゃると思いますが、当たり前のことだからこそ、もう一度見直してみることも大事かもしれません。
自社のアピールばかりの広告文になっていませんか?
キャッチーな言葉を使おうとしすぎて、意図の伝わりにくい表現になっていませんか?
ユーザーの検索意図を汲んだ広告文になっていますか?
「ユーザーのクエリを反映させる」というのは、とても単純なことのように思えますが、ユーザーの目を惹く広告文にできれば自然とクリック率改善に繋がるはずです。
3.ベネフィットを入れる
3つ目は「ベネフィット」になる情報も含めることです。
企業側が伝えたいことだけでは、ユーザーの目を惹いてクリックに繋げることは難しいでしょう。
以下で架空の車の広告を例に、比較してみましょう。
①新型車登場!匠の技術で先代モデルから軽量化を実現
②新型車登場!匠の軽量化技術で先代モデルよりも燃費向上
皆さんは①、②どちらの表現が気になるでしょうか?
どちらの表現にも具体的な強みが記載されていますが、②の方がベネフィットとなる情報が含まれていて、気になるのではないでしょうか?
①の「軽量化」というのは企業側からすると、大きな大きな成果かもしれませんが、ユーザーからすると少なからずお財布に影響する②の「燃費向上」という表現の方が魅力的ではないでしょうか?このように、メリットだけでなく、ベネフィットとなる数値も含める方がクリック率改善に繋がりやすくなります。
3-1ベネフィット+α
ベネフィットを記載する際に+αで意識していただきたいことがあります。
3-1-1ベネフィットとなる具体的な数値・実績
それは「具体的な数値、実績を入れる」ことです。
突然ですが、読んでくださっている皆さんに質問です。以下の2種類の表現を比べたときに、より惹かれるものはどちらでしょうか?
①大感謝セール!赤字覚悟の大サービス、欲しかったあれもこれも驚きの価格!
②大感謝セール!赤字覚悟のMAX80%OFF、欲しかったあれもこれも驚きの価格!
いかがでしょうか?大きな差はなく、しっかりとベネフィットが記載された2種類の表現ですが、多くの方が②の方が気になったのではないかと思います。では、①と②の違いはどこにあるのでしょうか?
お気付きの方ばかりかもしれませんが、ズバリ「数値の有無」です。どちらの表現も大きなセールの宣伝であること、普段のセールよりも安くなりそうなことは伝わってきます。しかし、②のように具体的に「MAX80%OFF」と数値で示されていたほうが、安さを想像しやすいのではないでしょうか?安さの他にも「お客様満足度○%」「リピート率○%」「駅から徒歩○分」など、具体的な数値を入れることで、見え方が改善するケースは様々あります。
3-1-2最上級表現
2つ目は「最上級表示、No.1表示」についてです。
Yahoo!では、広告掲載基準の中で「最上級、No.1」等の言葉を使用する際には客観的な根拠を明確に示すことが必要となっていますのでご注意ください。
詳しくは、Yahoo!のガイドラインをご覧ください。
4.強調する
4つ目は「強調する」ことです。こちらも、そんなの当たり前だよといったお声が聞こえてきそうですが、とても重要です。
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など、アピールポイントを強調することでユーザーの目を惹くことができ、クリック率向上が期待できます。すぐにでも取り入れられるポイントなのでぜひお試しください!
5.媒体のアプデ内容を踏まえた訴求
最後は媒体のアップデート情報を踏まえた訴求です。日々、試行錯誤を重ねることはとても重要ですが、媒体の情報に合わせて柔軟に対応することも重要です。せっかく、効果の良い表現、見せ方に近づいていても、無情にも媒体のアップデートで表示形式や使える表現が変わってしまうこともあります。しかし、重要なアップデートに関しては事前にアナウンスがありますので、そこから情報を得て準備することが可能です。
5-1.GSN・YSAで実装!見出しの表示形式変更
直近でGoogle広告、Yahoo!検索広告の両媒体で、広告の表示形式についてのアップデートが実施されました。
今般のアップデートで特に注目度の高い変更点は「見出しが1件から表示され、別の見出しが説明文の冒頭に表示される形式」への移行です。
Google広告アップデート情報はこちら
Yahoo!広告アップデート情報はこちら
これにより、見出しを作成する際に、「1本だけが表示されても意味が伝わるか、説明文の冒頭に表示されても不自然ではないか」考える事が必要となりました。一見すると難しそうだと感じるかもしれませんが、前述の4つのポイントと合わせて意識することで、よりクリック率の高い広告文にできるでしょう。
いかがだったでしょうか?クリック率改善のために意識するポイントについて理解を深めていただけたでしょうか?本記事で得たことを、みなさんの日々の運用に活かしていただければ幸いです。