2018.12.28
KNOWLEDGE
【最新版】5分で分かる『TikTok』広告のすべて(解説)
こんにちは。
最近CMや電車広告でお馴染みの『TikTok(ティックトック)』ですが、もうチェックしていますか?
そんな今話題の『TikTok』ですが、実は2018年より広告媒体として注目されています。
今回は広告媒体としてのTikTokについて解説していこうと思います。(※2019年8月更新)
この記事を読んでいたければ、あなたも明日から『TikTok担当』と自称できるくらいになっているはずです。
手っ取り早く、まずは相談したい!という方はこちらからお問い合わせください。
1. 『TikTok(ティックトック)』とは?
2. TikTokのユーザー層
3. TikTokの広告は3種類
● 起動画面広告
● #チャレンジ
● インフィード広告
● TikTokクリエイティブ制作のコツ
4. 運用型広告取り扱い開始
『TikTok(ティックトック)』とは?
「メディアについては理解している」という方は飛ばして下記からご覧ください。
さて、本題です。
『TikTok(ティックトック)』は、一言でいえば、ショートムービーSNSです。
※間違っても「ちっくとっく」などと読まないように気を付けてくださいね。
中国北京のに本社をおくBytedance社が運営しています。
Bytedance社は、TikTokのほかにTopBuzzやBuzzVideoといった動画コンテンツメディアなど多数のメディア事業を展開する巨大企業です。
その中でも『TikTok』は各国150ヵ国で利用され、アメリカの調査会社Sensor Tower社によると、2018年第1QでのApp Storeのダウンロード数はNo.1です。
※参考:https://sensortower.com/blog/top-apps-games-publishers-q1-2018
さらに2018年11月地点で・・・
世界の利用者数:5億人超
1日平均起動回数:43回
1日平均視聴時間:41分
急速に成長を続けるメディアなんです。
「うざい広告」「口パク動画」「動画SNS」「UGC型のショートムービーアプリ」etc.
現在では色々な呼称がされていますが、ここでは3つ特徴をとらえていただければと思います。
●BGM付き
●全画面ショートムービー
●承認欲求を満たす
「め組」やDA PUMPの「U.S.A.」に代表されるBGMに合わせた動画投稿が印象的ですね。
ユーザーは15秒までの動画を撮影し、その場で様々なフィルータやエフェクトを使って編集できるので、誰でも簡単に動画コンテンツを作ることができます。
YouTubeの様に動画編集の技術は必要なく、TikTok内で完結してしまうため中高生を中心に様々なコンテンツが日々投稿されています。
実際に投稿しようとするとわかりますが、「画面が揺れる加工」「スローモーション」「逆再生」など特殊効果を簡単に付けられ、編集だけでも楽しめます。
2.TikTokのユーザー層
TikTokは2018年から急激にユーザー数を伸ばしており、全世界では既にアクティブユーザーは1億に上のぼっています。また、国内でも約1,000万MAUに達しています。
国内では女性が6~7割と多く年齢層も10代が中心です。
ユーザー層は10代ばかり…と連想されがちですが、
実は世界では男性が多く、約60%が20歳以上のユーザーです。
参考:App Ape Lab.
そのため、国内でも今後は20代以上のユーザーと男性のユーザーの増加が予想されます。実は国内でも25歳以上のユーザーが半数を占めてくるという情報もございました。
この記事を呼んでいる方で見たことはあるが、投稿したことはないという方もいらっしゃるのでは?
そうです、「実際に投稿をするユーザー」と「見ているだけのユーザー」ではユーザー属性は異なっています。
視聴だけのユーザーには20代以上が多いのです。
ですので、CMや電車広告で若年層以外にも認知が広まれば、20代以上が増えていくと期待できそうですね。
3.TikTok広告の配信枠は3つ
TikTokの広告種類は現在3種類あります。
アプリ起動時に全画面表示される「起動画面広告」、タイアップ企画型の「#チャレンジ」、おすすめ投稿に流れる全画面動画の「インフィード広告」です。
「見たことない・・・」という方もいらっしゃると思います。
実は、広告はインストールから7日間は、新規ユーザーには広告表示されないんです。(一部#チャレンジなどは見ることができます)
●起動画面広告
・起動時に全画面表示
・静止画/GIFでの入稿可能
・3~5秒表示
・1日1社限定
・アプリ内ページ/外部サイトへ遷移可能
●#チャレンジ(タイアップ)
・アプリ内にコンテンツページ
・オーガニックの投稿を促せるユーザーウケも良い
・インフィード広告や起動広告をパッケージに含まれる
■事例:ペプシコーラ
この投稿動画は、公開後1ヵ月で1500万回に達し、
●インフィード広告
・一番視聴時間の長い「おすすめ投稿」に表示
・5~15秒ほどの全画面動画
・オーガニックと同様の形式でネイティブな動画広告
・音声必須
・アプリ内ページ/外部サイト/アプリストアへ遷移可能
・期間保証/imp保証/CPM課金・CPC課金で配信可能
・「ダウンロード」「詳しくはこちら」等のCTA設定可
スマホ画面を100%占有できるため、かなり訴求力が強いプロダクトです。またオーガニック(通常)の投稿と同様に「いいね」「コメント」「シェア」もつくのでコンテンツで興味を引くことが出来ればかなり効果的な広告になりえます。
LINE AdsやInstagram広告と異なり、全画面の広告が利用者ほぼ全員が視聴するメインの「おすすめ投稿」に表示される広告は他では無いのではないでしょうか?!
■掲載イメージ(解説)
Instagramのストーリーなどと比較すると、クリッカブル箇所で「リンク先に遷移する」ポイントが多いことも特徴的です。
また、他のプロダクトとも異なり、アプリのストアページ、外部WEBサイト、アプリ内ページへと遷移先を設定することができ、Facebook広告やTwitter広告などと同様にカスタマイズ・運用がしやすくなっています。
また、アプリのインストール(SDK連携)やWEB上のコンバージョンを計測することも可能となっており、遷移先をKPIとすることが出来ます。
■ターゲティング機能
インフィード広告の運用では、ターゲティングをすることができます。
こちらの機能は随時拡張されていきます。
※年齢ターゲティングが実装されました!(2019年2月現在)
最新の機能拡張については是非お問い合わせください。
●TikTokクリエイティブ制作のコツ
縦長動画を作る際は、表示領域を意識してコンテンツ化しましょう。
また、広告で設定できるテキスト領域に動画内に文字を被らせてしまうと非常に見にくくなってしまいます。文字を動画いれこむ場合も、表示領域内で訴求することがポイントです。
そのほか、アイコンの位置やCTAの位置を把握した上で、コンテンツの配置を考えると良いです。
※注意:広告音源は必須ですが、既存の楽曲を使用できません。著作権フリー音源かオリジナル楽曲を使用しましょう。
最後に「今後の展開は?」
国内での媒体規模としては、現時点(2018年)でTikTokは2015年のInstagramに近しい規模です。
CMや電車広告でも出てくるように今後もユーザー拡大が考えられます。さらに世界では2015年地点のInstagramと比べユーザーが1.5倍なので、Instagramよりも早いペースでユーザーを拡大していくと思われます。
ちなみにInstagramは2015年から約3年で3倍のアクティブユーザーを獲得しています。
2020年のオリンピックも相まって、TikTokでは2020年あたりには2,000~3,000万規模への成長が期待できそうです。
広告プロダクトとしても1~2年でビッグデータが蓄積されるので、最適化機能の充実・ターゲティングの充実・配信方法の充実・クリエイティブ事例の充実が考えられます。
しかしこの頃になる媒体としてレッドオーシャンで入札・CTR合戦になるため、クリックやインプレッションの単価は高騰しそうです。。
今、であれば一斉にスタートという状態ですのでブルーオーシャンです。
ターゲットが合致するのであれば、今はじめるメリットは大きいと睨んでいます。
思わぬバズり方を期待しちゃいますね・・・
●運用型広告の取り扱い開始(説明会実施中♪)
弊社では、TikTok広告の運用型メニューを取り扱っております。
動画の作成~配信・運用までワンストップでご依頼いただけます( ゚Д゚)
貴社へお伺いする説明会も実施しておりますので、ご相談ください。
TikTok広告に興味がある!広告してみたい!という方は下記フォームからお問合せください。
※こちらは法人様向けの窓口になります。
※2019年9月追記
その他最新情報:TikTok Ads Japan公式ページ内記事