2022.09.27
KNOWLEDGE
【基礎から解説】アプリインストール広告の活用法とは?
近年、スマートフォンの普及に伴い、
自社サービスのアプリ化を進める企業様が増えています。
また、自社アプリを展開される上で、
web広告を活用した集客も増加してきています。
ただ、ご担当者様の中には、
「そもそも何から始めればよいかわからない」
「インストールの計測がうまくできない」
「インストール後に成果になっているかがわからない」
といったお悩みを持つ方も多いのではないでしょうか?
今回は、アプリインストール広告について
基礎からお伝えしますので、ぜひご覧ください。
1.アプリインストールについて
1-1.アプリインストール広告とは?
「アプリインストール広告」とは、その名の通り、
アプリのインストールを目的としたインターネット広告です。
通常の運用型の広告の場合は、広告をクリックした際に、
LPやECサイトなどの指定のページに遷移をさせますが、
アプリインストール広告の場合は、アプリストアなどのインストールができるページに遷移をします。
1-2.アプリインストール広告の成果指標とは?
広告の成果として、様々な指標がございますが、
アプリインストール広告の場合、Cost Per Installの略で「CPI」という指標があります。
かけたコストをインストール数で割り、インストール単価を算出したものになります。
ただ、アプリの場合、ユーザーにインストールしてもらい、
アプリ内の課金をもらうことが重要になります。
そのため、ただCPIを低くするだけでなく、
ROASで広告成果を判断し、改善を行っていく必要があります。
2.代表的な媒体
2-1.ASA(Apple Search Ads)
Apple Search Adsは、Apple Store内の検索連動型広告です。
検索されたキーワードに対して、広告が表示されますが、
他のメディアと異なり、ストア内の広告枠は1枠のみとなっているのが特徴です。
Apple Search Adsについては、下記の記事で詳しく説明しているので、是非ご覧ください。
関連記事
5分でわかる「Apple Search Ads(アップル サーチ アズ)」実際の費用・運用のコツ【2021年版】
2-2.Googleアプリキャンペーン
Googleにもアプリインストール広告がございます。
Google Play または Apple App Store のアプリのページに遷移を促すことができ、
検索ネットワーク、ディスプレイ ネットワーク、YouTube といった、
Google の関連サイト全体に掲載されます。
2-3.Yahoo!検索広告アプリキャンペーン
Yahoo!についても、Googleと同様にYahoo!japanや提携している
関連サイト内に広告を配信することが可能です。
ユーザーの検索結果をもとに広告の配信がされますが、
キーワードの設定は必要ありません。
2-4.Yahoo!ディスプレイ広告アプリプロモーション広告
通常のディスプレイ広告と同様に、
配信面と配信ユーザーを条件に設定して配信が可能です。
遷移先は、アプリストアなどの
アプリをインストールするページとなります。
2-5.Facebook モバイルアプリ広告
Facebookでも、アプリインストールを目的とした広告の配信が可能です。
こちらも、InstagramやMessenger、オーディエンスネットワーク面の配信が可能です。
また、アプリインストールのトラッキングや測定が可能なFacebook SDKも利用が可能です。
2-6.Twitter 広告アプリインストール数キャンペーン
Twitterでは、ホームフィード内の複数の場所にアプリ広告が表示されます。
また、ほかの媒体の場合、アプリストア等に遷移をする形ですが、
Twitterの場合、アプリ内ブラウザが起動し、Twitter内でアプリストアのページが表示される特徴があります。
2-7.LINE 広告アプリインストールキャンペーン
LINEの場合も、LINEアプリ内の複数の箇所に広告の配信が可能です。
また、インストール目的ではなく、
アプリ利用者のアプリの起動回数を増やすエンゲージメント目的の配信ができるのもLINEの特徴です。
3.効果計測ツールについて
3-1.SDKとは?
SDKとは、(Software Development Kit – ソフトウェア開発キット)の略であり、
カスタムアプリやソフトウェアを開発する際に必要なサービスをパッケージ化したイメージです。
多くの企業がアプリ導入を進めていますが、SDKを導入することで、
アプリを構築するための高度な技術や膨大にかかる時間を最小限に抑えることができます。
3-2.SDKの必要性
先述の開発コスト以外にも、広告成果の計測の面で、
SDK実装によるメリットがあります。
通常のweb広告の場合、サイト内のタグやパラメータをもとにトラッキングを行いますが、
アプリの場合はサイトではなく、アプリストアへ遷移させる仕組みとなるため、
ユーザーがダウンロードをする前後でセッションが途切れてしまいます。
ただ、アプリ内にSDKを搭載することで、
アプリインストール広告でもCPIやROASといった広告成果を計測することが出来ます。
広告成果の分析に向いており、国内外でシェアが大きい主要なSDKには、
「AppsFlyer」や「adjust」があり、アプリインストール広告を活用する企業様が多く導入しています。
4.広告配信時の注意点
4-1.アドフラウドとは?
アドフラウドとは、インターネット広告を配信する際に、
悪徳業者やハッカーが行う詐欺的な行為のことです。
サイト運営者が不正に広告の表示やクリックを発生させ、
広告費を無駄に消化させる行為や、
自動クリックツールやロボットを用いて大量のトラフィックを発生させたり、
偶発的なクリックを誘発してトラフィックを発生させる行為などが代表的です。
先述した通り、アプリインストール広告の場合、
インストールが成果指標となる場合が多いため、アドフラウド対策をしないと、
「アプリのインストールはできているけど、ROASが上がらない」と、
間違った判断を下してしまう可能性もあるため注意が必要です。
4-2.アドフラウド対策について
アドフラウドに遭うと、クリックやインストールはしているが、
その先の成果につながっていない出稿先が見受けられます。
そのため、出稿先を精査し、過剰に水増しされている不適切な出稿先は、
リスト化して除外設定をすることが重要です。
弊社では、警察庁インターネット・ホットラインセンターから提供される違法有害サイト情報や、
⼀般社団法⼈コンテンツ海外流通促進機構から提供される著作権侵害サイト情報等を
出稿先としてリスト化し、除外設定を徹底しています。
とはいえ、配信金額が多く出稿サイトが大量な場合は、自社で精査していくのも限界があります。
そこで、リアルタイムでアドフラウドの見地・防止を行うことができる
アドベリフィケーションツールを導入することで、担当者のリソースも確保できます。
アプリインストール広告の場合、アドベリフィケーションツールは、
先述したSDKとの連携においても対策が可能になります。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、アプリ事業者さまに特化して、
各媒体のアプリ集客や、注意点について述べてきました。
アプリ集客には興味があるが、
「専門的過ぎて、アプリインストール広告が実装できていない…」
というお悩みを持つご担当者さまもいるかと思います。
そのようなお悩みがございましたら、お気軽にお問い合わせください!