2025.06.12
KNOWLEDGE
【Canva】進化する画像生成AIについてご紹介!~これからの使い方~
最近、何かと話題の画像生成AI、きっと皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
画像生成AIの進化は目まぐるしく、最近は人が描いた絵とAIが描いた絵の見分けがつかないなんてことも増えてきました。
そんな画像生成AIですが、実は、デザインツールにも活用されているんです!
デザインツールの中でも、初心者から使えるデザインツールとして人気なのが【Canva】です。
今回はこの【Canva】の画像生成AIについて、迫っていきたいと思います。
Canvaはどんなことができるの?
そもそもCanvaとは…初心者でも簡単に利用することができるデザインツールです!
素材の数も多く、バリエーションに富んでいてデザインの幅を広げることができます!
写真やイラスト、動画などの幅広い素材が揃っているため、欲しい素材が中々見当たらない…なんて悩みも解決できそうですね
Canvaは無料版と有料版がありますが、無料版でも200万点以上のテンプレートや450万点以上のストック写真とグラフィックを使うことができます!
有料版になると、更に使えるテンプレートや素材の数が増え、1億4,000万点以上の写真、動画、グラフィック、オーディオから、自分の目的に合ったデザインを選ぶことができるので、組み合わせの幅が広がります!
豊富な素材の組み合わせ方によって、自分らしいデザインが作れるのではないでしょうか?
業務用としてだけでなく、学校のプレゼンテーションやSNSの見栄えをよくするためにも使えそうですね!
Canvaの画像生成AIって?
多岐にわたる機能と、使えるテンプレートの多さが魅力的なデザインツールCanvaですが、そんなCanvaにも、実は画像生成AIの機能が備わっているんです!
Canvaの画像生成AIは、テキストを入力することでAIが画像を生成してくれます。
この機能は無料版でも使用することができて、有料版だとさらに利用できる回数が増えます。
※無料版は月20枚、有料版は月500枚生成可能です
画像生成AIの使い方は、作成したフォルダを開き、左側のメニューから「マジック生成」を選択すると使用できます!
この画面までたどり着けたら、後は作成したいキーワードを入力するだけでAIが画像を抽出してくれます!
または、ホーム画面から作成する方法もあります!
ホーム画面左のメニューから、「Canva AI」を選択
あとはあなたが生成したいと思うキーワードを入力するだけで、簡単に画像を生成してくれます!
生成される画像の「スタイル」を選択することも可能です。
「画像」「グラフィック」「動画」タブからスタイルを選択することができます。
「映画的」「ネオン」「写真」「鮮やか」などスタイルの種類は様々です。
中々デザインがひらめかないときや、現実味がないデザインを生成してほしい時などにも利用できます!
スタイルを活用して、デザインの幅を広げていきたいですね!
Canvaの画像生成AIのクオリティってどうなの?
Canvaに画像生成AIが備わっていることを知った皆さんの中には、こんな疑問を持った方もいるのではないでしょうか?
「実際クオリティってどうなの?」
「画像生成AIが進化していることは知っているけれど、Canvaの画像生成AIってどうなの?」
ということで、ここからは実際にどんな画像が抽出されるのか見ていきましょう!
入力した単語と、実際に生成された画像のクオリティにご注目ください!
"もの"を生成するとどんな画像が抽出される?
まず、日常生活の中で見慣れない”もの”を指定した場合、どんな画像が生成されるか見ていきましょう!
今回は「ガラスでできた花 水滴が垂れている」と条件を指定してみました!
そして生成された画像がこちらです!
水滴の表現やガラスでできた花の表現がとてもリアルだと思いませんか?
水面に反射している花や、絶妙な花の色合いが綺麗です。
背景や花の色合いに関するワードを入力せずとも、こんなにクオリティが高い画像が生成されるんですね。
入力したキーワードの意図を汲み取って生成されていますね!
では、このキーワード「ガラスでできた花 水滴が垂れている」のスタイルを変えて「グラフィック」で画像生成してみるとどうなると思いますか?
見てみましょう!
先ほどは「画像」タブを選択していましたが、今回は「グラフィック」タブを選択した状態で作成します!
キーワード自体は全く同じですが、生成される画像は変わるのでしょうか?
そして生成された画像はこちらです!
凄く神秘的な花が抽出されましたね。
先ほどの「画像」で生成したデザインに比べると、質素な印象を受けます。
今回は背景が生成されていないことや、色が白一色でシンプルであることからも、パット見て「花」と分からない方も多いのではないでしょうか?
「水滴」部分は表現されていますが、「ガラスでできた花」の表現はあまりされていないように感じますね。
"人物"を生成するとどんな画像が抽出される?
次はキーワードを変えて、生成してみましょう!
今回は、現実味の無いキーワードを入力するとどんな画像が生成されるのか見ていきましょう!
今回入力したキーワードはこちら!
「パステルカラーの宇宙に取り残された一人の男、猫を抱いている、ふわふわ浮いている」
非現実的な言葉と、人物を入力しました!
このキーワードで抽出された画像がこちらです!
入力したキーワードが忠実に再現されている1枚だと思います!
背景もパステルカラーでちゃんと猫も抱えていますね。
空、雲を表現することで宇宙らしさも感じられます。
宇宙に1人取り残された絶望というよりも、猫とのひと時を愉しんでいる男性のように見えますね!
こんなに表現することが難しそうなキーワードですが、ほんの数秒で高クオリティな画像を出してくれるCanvaの画像生成AIは凄いですね!
"動物"を生成するとどんな画像が抽出される?
次は先に画像をお見せします!
どんなキーワードが入力されて生成された画像か考えてみてくださいね!
正解は
「水も滴る良いパンダ」というワードでの生成画像です!
滴る水、パンダの表現がちゃんと再現されています!
パンダの顔つきが勇ましく、「良いパンダ」を表情で表しているように見えます。
ちなみに「グラフィック」で生成するとこのような画像が抽出されました!
水、滴ってますね!
とても親近感が湧く可愛らしいテイストのデザインだと思います!
入力したキーワードが表現の幅を狭めていても、的確にデザインに落とし込んでくれているように感じます。
条件としたワードが分かった人はいましたか?
進化し続けるCanvaの画像生成AIをどう使っていくべきか
ここまでCanvaの画像生成AIを見てきましたが、クオリティの高さを実感していただけたと思います。
条件としたワードを再現し、ほんの数秒で画像を生成してくれるのは画像生成AIの大きな特徴といえます。
これから先、画像生成AIを使うことでデザインの幅が広がり、AIから学ぶことも増えてくるのではないかと思います。
しかし、良い評価ばかりではないことも事実です。
過去、画像生成AIを用いた広告が物議をかもした事例もあります。
この時、AIにより生成された広告に対し、「違和感」や「抵抗感」、「不気味に感じる」といった批判的な意見が集まりました。
また、この広告を見た人の中には、将来AIに仕事を奪われることを恐れた意見も散見されました。
今まで生成AIを使った広告を見ることがなかった人達にとって、突然「生成AIを使った広告」という新たな試みは受け入れがたいでしょう。
受け入れることができる人がいれば、その反対で抵抗感がある人もいます。
広告代理店を始め、生成AIを使用する立場にある人は、受け取り手となるユーザーの意見を理解したうえで使っていく必要がありますね。