2021.04.07
KNOWLEDGE
【動的検索広告(DSA)で押さえておきたいポイント5つ】
動的検索広告は、キーワードではなくウェブページの情報にもとづいて自動的に広告を配信します。
このおかげで、キーワード選定や広告見出し作成の工数・時間を削減できます。
また、キーワードで拾い切れなかった検索語句で広告を表示して成果につながります。
特に商品数が多いECサイト、多様なサービスを扱うサイト(不動産、旅行代理店など)に向いています。
この記事では、そんな動的検索広告を活用するときに押さえておきたいポイント5つをご紹介します。
1.広告グループを分ける
特定商材カテゴリ・URLでターゲティングしたい時、ターゲットに合わせて説明文を変えたい時など、訴求内容に合わせて広告グループを分けましょう。
※分けなくても良い場合は1つのグループで大丈夫です。
2.除外設定する
動的検索広告は自動的に広告を表示してくれますが、除外設定をしていないと思わぬページ(URL)を広告として表示することがあります。
例えば、下記のようなページです。
・会社概要
・採用情報
・在庫切れ/販売終了した商材 など
広告として好ましくないURLを除外設定することで、余計なインプレッションを減らして、確度の高いユーザーにアプローチしやすくなります。
また、検索語句の中から除外キーワードに追加するのも有効です。
※在庫切れ商材が再入荷したら、除外設定の解除を忘れずに行いましょう※
3. 動的広告ターゲットを絞りすぎない
2の除外設定をやり過ぎてしまう、もしくは、カテゴリ・URLのターゲッティングが少なすぎるパターンです。
せっかくの動的検索広告の良さを活かせず、配信が抑制されてしまうことがあります。
私自身、動的広告ターゲットを絞りすぎてコンバージョンが数か月出ていない案件を担当したことがありました。
除外設定を緩めた数日後には、コンバージョンを複数獲れた経験があります。
もし成果がでなくて困っている場合は、動的広告ターゲットの設定を見直しすることをおすすめします!
4.自動入札戦略と検索広告向けリマーケティングリスト(RLSA)を組み合せる
動的検索広告で自動入札を使用すると、機械学習が進みやすいため、目標に合わせた自動入札戦略を選択しましょう。
検索広告向けリマーケティングリスト(RLSA)は、サイトに訪問したことがあるユーザーに向けて検索広告を表示できます。
これらと動的検索広告を組み合わせることで、
質の高いユーザーが調べた検索語句に対して、適切な入札単価で、自動的に広告を表示してくれます。
それぞれの良さを活かせるのでトライしてみてください!
5.SEO対策をする
広告運用ではないのですが、動的検索広告に関するため記載しました。
動的検索広告の仕組みを知れば、なぜSEOが関係しているのか分かります。
【動的検索広告の仕組み】
① クローラーが各ページを巡回する(クローリング)
② 各ページの情報をデータベースに格納する(インデックス)
③ ユーザーの検索語句と関連度の高いページをインデックスから抽出する
④ 広告見出しを自動生成して広告表示する
もしSEO対策を適切に行っていない場合、商品情報が正確にインデックスされない可能性があります。
そうなると、検索語句に対して適切な広告見出しで広告が表示されず、成果が出にくい状態になってしまいます。
SEO対策をすれば、検索結果画面の表示順位を上げることもできます。
やって損はないので取り組んでみてください。
SEOについて学びたい方は、まずはGoogleの学習プログラム(無料)がオススメです。
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まとめ
動的検索広告を適切に設定すれば、工数・時間を減らせるだけでなく、効果的にユーザーにリーチすることができます。
ただし、設定が不十分だと期待していた成果が得られにくくなってしまいます。
そうならないために、動的検索広告の特長を理解して、広告運用に活用していきましょう。
具体的な改善案の提案を受けたい方は、下記のお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。