2023.11.13
KNOWLEDGE
【RPP広告】運用基礎② RPP広告運用における認識しておくべきこと8選
RPP広告運用基礎第2弾です!
前回の記事で「RPP広告における広告対象商品の決定方法と設定」について記事を公開しました。
※まだご覧になっていない方はこちらからどうぞ↓
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【RPP広告】運用基礎① 広告対象商品の決定方法と設定
今回はRPP広告を運用するうえで予算関係やCPC設定について把握しておくべき点をまとめてみましたので
ぜひ、ご覧ください。それでは、いってみよー!
1.予算における注意点
予算について特に認識しておくべき点は以下の4つです。
それでは1つずつ解説します。
(1)日予算設定ができない
RPP広告においてGoogle広告やYahoo!広告のような「日予算」設定ができません。
予算は月予算である「継続月予算」のみの設定となります。
この予算を設定しても日別で平均的に配信されることなどはなく、入札単価やイベント(楽天スーパーセール等)によるユーザーの流入状況により予算消化のスピードに変動があることに注意しましょう。
(2)設定した「継続月予算」以上消化することはない
こちらは表記のとおりです。予算管理がしやすい仕様になっています。
(3)「継続月予算」は現在の月間消化額+5,000円以上でないと設定できない
お伝えしたとおり、RPP広告では日予算設定ができません。Google広告やYahoo!広告のような「日予算」設定と同様の設定をしたい場合、「継続月予算を配信日で割って1日ずつ継続月予算を上げていく」必要があります。
ただし、「継続月予算」は現在の月間消化額+5,000円以上でないと設定できません。
仮に100,000円の月予算で100%着地させたい場合、95,000円を消化する前に継続月予算額を100,000円に設定する必要があります。
日予算管理や週予算管理などで月予算を細かく調整している場合、最終着地時には注意が必要です。
(4)「継続月予算」は翌月も自動的に継続される
その名のとおり「継続月予算」なので予算は翌月も自動的に継続されます。
仮に当月で配信終了の場合は、満額消化時点で必ずステータスを「無効」にしましょう。ステータス変更を忘れてしまうと、自動的に予算が継続され、結果、誤配信となってしまいます。。
また、翌月の予算が減額となる場合は、月初で必ず減額しましょう。
当月ではその時点での消化額+5,000円でしか設定できないため、必ず月が替わってからの設定作業となります。
2.CPCにおける注意点
続いて、CPCについて認識しておくべき点は以下の4つです。
こちらも1つずつ解説します。
(1)設定可能なCPCの種類について
設定可能なCPCの種類は全部で3種類です。
運用当初はキャンペーンCPCのみ設定をおすすめします。
その後「ROASが良い商品」や「露出を高めたい商品」などに商品CPC・キーワードCPCを設定するイメージです。
(2)CPCの優先順位について
商品CPCを設定した場合、設定した商品は「キャンペーンCPCより商品CPCが優先されます」
例えば、
キャンペーンCPC:100円
商品AのCPC :60 円
で設定した場合、商品Aのみ60円で入札され、そのほかの商品は100円で入札されます。
ROASが他の商品よりも良い商品の場合は、キャンペーンCPCよりも商品CPCを高く設定し、逆に悪い場合はキャンペーンCPCよりも商品CPCを低く設定するとよいです。
(3)キーワードCPCの設定について
商品CPCを設定している商品の場合、キーワードCPCは商品CPCよりも高い額で設定する必要があります。
仮に商品CPCを80円で設定している場合、キーワードCPCは81円以上で設定する必要があります。
下図の場合、設定したいキーワードの目安CPCが45円であるのに対し、81円以上で入札しなければいけません。
この場合、余計なコストが掛かってしまいます(本来は45円以下でキーワードCPCを設定すれば上位表示できるとされているため)
このようなケースでは商品CPCの設定を見直すなどの調整が必要です。
(4)キーワードCPCのマッチタイプについて
マッチタイプは完全一致が基本です。キーワードの順序が逆の場合、ひらがな等の場合は配信対象となります。部分一致には対応していないので注意が必要です。
「店舗運営Navi」に分かりやすい一覧がありましたので掲載します(一部抜粋)。
※RMSにログインできる場合は「[検索連動型広告(RPP)] プロモーションメニューで商品・キーワード設定をする」で検索してください
出典:【楽天市場】店舗運営Navi
3.まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はRPP広告を運用するうえで把握しておくべき「予算」と「CPC」について解説しました。
継続月予算の特徴やCPCの特性を理解していないと予期せぬ広告配信になってしまう可能性がありますので、注意してください。
また「運用がうまくいかない」、「ROASをもっと改善したい」という方は是非、弊社にRPP広告の運用をお任せください。
最後までご覧いただき、ありがとうございましたー!
楽しい広告運用ライフをお過ごしくださいませ