2024.09.24
KNOWLEDGE
【2024年最新!Spotify広告】ユーザーの耳に残るコンテンツとは?
「Spotifyで流れてきた広告が耳を離れない…!」そんな経験はありませんか?
そういった「ユーザーの耳に残る広告」を意図的に作ることは可能なんです!
今回は、Spotify広告の現状と効果的なクリエイティブの作り方についてご紹介します。
1.『Spotify(スポティファイ)』とは?
●Spotifyについて
サービス概要
Spotifyとは、世界中のクリエイターやアーティストによる数千万もの音楽やポッドキャスト、ビデオを楽しめるデジタル配信サービスです。
ユーザーはスマートフォンやPC、タブレットなど複数のデバイスから利用出来るので、さまざまな場所から音楽などを楽しむことが出来ます。
また、Spotifyにはプランが2種類用意されています。
- 無料プラン
└音楽の再生が無料
└音楽を再生している途中で、広告が入る - Premium プラン
└広告なし、好きな曲順で視聴可能
└音楽をダウンロード可能!
└リアルタイムで複数の友達と一緒に音楽を聴くJam機能が制限なしで利用可能!
どれくらいのユーザーが利用している?
世界中でのアクティブユーザー数は、6億1,500万人/月(2024年4月現在)となっています。
また、日本でのユーザー層は10代~20代だけで51.04%と、
若年層が全体の半数を占めていますが、
10代~60代の全年代で幅広く支持を獲得しています。
このように、Spotifyは世界、そして年代を超えて幅広く使われる音楽配信サービスなのです。
2.『Spotify(スポティファイ)広告』とは?
●デジタル音声広告市場の有効性
そもそも、Spotifyをはじめとした「デジタル音声広告」は有効な媒体なのでしょうか?
結論、有効な媒体と言えます!
日本ではまだ馴染みの少ない媒体ですが、実は海外では普及し始めている媒体なのです。
実際、米国のデジタル音声広告市場は大きく伸びています。
一方、日本でもSpotifyやApple musicなどの音声コンテンツが普及してきたことにより、市場が伸びると言われています。
出典:https://otonal.co.jp/blog/3392
たしかに、イヤホンやヘッドフォンをして移動している人をよく見かけます。
筆者自身も、音楽を聴きながら移動することがほとんどです^^
伸びている市場だからこそ、デジタル音声広告を選択肢に入れてみるのもいいかもしれませんね。
●Spotify広告の表示形式
ここからは、Spotify広告の表示形式についてご紹介します!
Spotify広告では、「デジタル音声広告」「動画広告」「ディスプレイ広告」の3種類7メニューが用意されています。
出典:https://ads.spotify.com/ja-JP/ad-experiences/
1、デジタル音声広告
楽曲やプレイリストを再生する際、
楽曲間に音声広告を最大30秒間配信することが出来ます。
2、動画広告
・スポンサードセッション
30秒間の動画を配信することが出来ます。
またユーザーは広告視聴後、30分間広告なしで音楽コンテンツを楽しむことが出来ます。
・ビデオテイクオーバー
楽曲の間にユーザーがアプリ画面を開いているときのみ、
配信される動画広告です。
3、ディスプレイ広告
・オーバーレイ
ユーザーがアプリ画面を開いた際に表示される、
全画面占有型の大型バナー広告です。
・ホームページテイクオーバー
デスクトップ版トップページのファーストビュー上部に、
24時間限定で配信できるバナー広告です。
・リーダーボード
デスクトップ版アプリが100%サイズで表示されている場合のみ、
配信される横長(728×90)のバナー広告です。
※プレイリスト
・スポンサードプレイリスト
Spotify公式の人気プレイリストのスポンサーとして広告出稿することが出来るメニューです。
このようにSpotify広告にはたくさんのメニューが用意されているため、
目的に合ったメニューを選ぶことが大切です。
●Spotify広告配信のメリット
次に、Spotify広告のメリットについて説明します!
メリットとしては以下の4つです。
1、詳細なターゲティング
ユーザーデータやプレイリストターゲティング、ジャンルターゲティングを組み合わせて、
詳細なターゲティングをすることが可能です。
2、広告に対する心理的ハードルの低さ
楽曲間の広告視聴完了率は、なんと96%と言われています。
つまりユーザーにとって、Spotify広告が邪魔なものという認識が低いのです。
3、ブランディング効果が高い
ユーザーと複数回接点を持つことが出来るので、ブランド認知を高めることが可能になります。
例えば広告で聞いた音楽を街中で聞くことで、「あのブランドの曲だ!」と思い出してもらうことが出来ます。
●ターゲティング
特徴的なターゲティングをすることが出来るSpotify広告ですが、
どのようなターゲティングが出来るのでしょうか?
1、ユーザーデータ
年齢、性別、住居エリア、天気、デバイスなどからターゲティングします。
2、プレイリストターゲティング
日常の習慣や気分、季節的なイベントなどのそれぞれのタイミングでまとめられたプレイリストの種類からターゲティングします。
例)「ワークアウト」用プレイリストをよく聞く人
→スポーツ用品の広告を配信する
3、ジャンルターゲティング
区分けされた音楽のジャンルごとにターゲティングを行います。
具体的には、ユーザーが特定のジャンルの音楽を聴いた直後に広告を配信します。
4、アーティストアフィニティ
特定のアーティスト/関連するアーティストの楽曲を聞くユーザーに対して、
広告を配信することが出来ます。
このターゲティングを利用することで、特定のファン層を的確に狙うことが可能です。
楽曲ジャンルやアーティストなど、Spotifyならではのターゲティング方法ばかりですね。
これらのターゲティングをうまく組み合わせしながら、配信をしていきましょう。
3.効果的なコンテンツの作り方
Spotify広告の概要がわかったところで、いよいよ配信です!!
しかし、ターゲットの耳に残らないクリエイティブではもったいないです…
ここでは、「どうしたらターゲットの耳に残るクリエイティブになるのか」
そのコツをご紹介します!
●効果的なクリエイティブを作るコツ
1、短く分かりやすく
音声広告が配信されるのは長くても30秒間。
そんな短時間で多くの情報をユーザーに伝えることは難しいです。
よって内容を絞り、短く、分かりやすく伝えることが重要です!
例)ブランド名を繰り返し言う広告
2、思わず口ずさんでしまうような工夫をする
思わず口ずさんでしまうようなメロディや語呂合わせは、ずっと覚えている…
そんな経験はありませんか?
実は、音声広告でも同じことが言えます。
ユーザーの記憶に残りやすくするために、耳の残りやすいメロディやキャッチーな言葉を入れることを検討されてみてはいかがでしょうか!
3、ストーリー性を持たせる
音声広告は音だけでユーザーに情報を伝えるため、ユーザーが情報を基にその場面などを想像することが出来ます。
その利点を活かしユーザーに自分のことのように感じ取り、
共感してもらうことで、より興味を引くことが可能になります!
4、バイノーラル録音の活用
映像などを利用することが出来ないからこそ、音声ならではの工夫をしてみましょう。
その一つが、「バイノーラル録音」です!
バイノーラル録音とは、360°あらゆる方向から音が聞こえ、まるで耳元で話しかけられているような、
リアルで立体感のある音を録音したものです。
このバイノーラル録音を利用することで、まるでユーザー自身が体験しているような臨場感・没入感を与えることが出来ます。
演出方法の一つとして、活用してみてはいかがでしょうか?
4、おすすめ業界
Spotify広告を出す際の、一つの指標としておすすめの業界をご紹介します!
●食品・飲料
●エンタメ
●イベント
●転職・採用
●金融
●カーブランド
●旅行代理店
これらの業界は、音声で聞いたときにユーザーにイメージをしてもらいやすい商品やサービスを扱っています。
音だけで情報を伝えるため、音だけでも情報が伝わりやすいそんな業界がおすすめと言えます!
5.まとめ
いかがでしたか?
Spotify広告について気になることがあれば、
ぜひ弊社にお問い合わせください。