2020.05.08
KNOWLEDGE
YouTube Video Builder(β版)の申請方法の手順、使い方を解説。簡単に短時間で動画広告が作れる
「動画広告を作って配信したい」というニーズはどんどん増加していますが、
外注するにも、動画制作ツールやソフトを導入するにも費用が掛かるし
自分たちで作るリソースも確保できないし、そもそも作り方がわからない!
という方は多いのではないでしょうか。
そんな中、2020年4月14日、Youtube広告用の動画制作ツール「YouTube Video Builder β版」が発表されました。
利用開始までの手順と、使い方について解説いたします。
1.YouTube Video Builderとは
ユーザーやサービスのファンとインタラクティブなコミュニケーションをとるための
動画をイチから作るリソースがない広告主の為に、簡単に動画を制作することができるツールです。
ロゴ、画像、テキストを用意するだけで、動画制作のスキルや経験がない人でも短時間で完成させることができるのが最大の強みといえるでしょう。
2.YouTube Video Builderの利用開始方法
YouTube Video Builderは、β版です(2020年5月現在)。
使用するためにはこちらのリクエストフォームから申請が必要となっています。
フォームに沿って申請します。必要なものは、メールアドレスと、Google広告のカスタマーIDです。
利用規約に同意する旨チェックをつけ、申請します。
後日、アクセスが許可された旨メールが届きますので、
メール本文中のボタンからYouTube Video Builderへ移動します。
3.動画作成のために必要なものは?
YouTube Video Builderで必要なものは、Googleのアカウントだけ。
ただし、動画を保存するためにはYoutubeチャンネルが必要になるので、
チャンネルを持っていない方は作成する必要があります。
作成した動画を保存する前にチャンネルを作成することも可能ですので、
まずは作ってみたい!という場合はチャンネルがなくても進んでも大丈夫です。
4.動画を作成する
英語表記になっている部分が多く、英語が苦手な方は戸惑うかもしれません。
それもそのはず、新型コロナウィルスによる影響で苦しんでいる中小企業のために、
急きょ一般公開された背景もあるためです。
しかしながら、作成はいたってシンプルで、直感的な操作で動画を完成させることが可能です。
では早速、動画を作成していきましょう。
①ベースとなるデザインを選択する
現在、レイアウトは13種類。プレビューを確認し、長さと必要な素材の数をチェックしましょう。
選択できる長さは6秒、15秒、16秒と、いずれもYoutube広告のメニューに合わせたベストプラクティス。
横型だけでなく、モバイルアクセスを意識した縦型のものや、
アプリインストール広告を意識したデザインのものも用意されています。ありがたい。
②画像素材をアップロードする
素材の要件や推奨サイズを確認しながら、一つずつアップロードしていきます。
③テキストを入力する
使用できるフォントはフォントカタログから、選ぶことができます。
現在、日本語で対応できるフォントは「Noto Sans JP」、「Noto Serif JP」、「M PLUS 1p」、「Sawarabi Mincho」、「M PLUS Rounded 1c」、「Sawarabi Gothic」、「Kosugi Maru」、「Kosugi」の8つ。
それ以外のフォントを選択すると、動画としてエクスポートしたときに文字化けしてしまうので注意してください。
④音楽を選択する
動画のBGMを選択します。
プルダウンの横にある再生ボタンで、視聴することができます。
特にyoutubeでは音楽も重要な要素の一つですから、ブランドや商品にマッチした音楽を選択するようにしましょう。
[Create video]を押すと、数十秒でプレビューが作成されます。
修正・調整したい場合は「Edit Video」、そのまま保存する場合はYouTubeチャンネルを選択したうえで「Save Video」を選択します。
選択したYoutubeチャンネルの「限定公開」設定で保存されます。
もしYoutubeチャンネルを持っていない場合は、このタイミングで「Create a YouTube channel」からチャンネル作成をすることが可能です。
5.まとめ
以上、YouTube Video Builderの概要と、利用開始までの手順と動画の作成方法を解説してきました。
制作リソースがない場合でも、無料で高品質な動画を作ることができるのでオススメです。
今後レイアウトのデザインの拡大や、エクスポート機能などできることが増えると更に便利になりそうですね。期待してしまいます。
早速、使い倒したいと思います!