2019.12.06
KNOWLEDGE
新時代のGoogle広告自動入札運用には早期参入が絶対おすすめな理由とは
実は、一番効果的なリスティング広告運用は一朝一夕では成り立たず、機械学習期間というものが重要な意味を持ちます。
早め早めに運用を開始しないと、競合に差をつけられてしまうかも…!
本日は、最新のグーグルセミナーで発表された、グーグルがオススメする新時代のリスティング運用を解説します!
1.自動入札に機械学習期間がいる理由=データを集めて下準備をする
2.Google広告の初動で重要なのは、いかに効率的に機械学習にデータを集めさせるか!
3.すでに始まっているGoogle広告AI機能
4.あなたのGoogle広告運用アカウントを成長させよう
5.拡張CPCは手動でも調整できる”半自動入札”!
6.まとめ
1.自動入札に機械学習期間がいる理由=データを集めて下準備をする
広告運用を行ううえで、一番良いのは潜在顧客がたくさんいる場所に広告を載せる事ですよね。
買う気がない人がたくさんいるところに広告を打っても、あまり意味がありません。
機械学習期間が重要な理由とは、検索を使うユーザーの中で、グーグルの機械学習に一番広告に適したユーザー層を見つけさせるためのデータ集めの期間だからです。
つまり、年末がかきいれ時!大きく広告を打ちたい!
と思ったら、その数か月前から運用を開始してデータを集めておく必要があるのです。
2.Google広告の初動で重要なのは、いかに効率的に機械学習にデータを集めさせるか!
今までは人間が手動で調整がメインでしたが、グーグルではどんどん機械学習が進んできています。
自動入札は0.1秒に7000万のシグナル(※)をキャッチし分析している
との事で、とてもじゃありませんが人間が太刀打ちできないレベルでデータを収集、分析しています。
そのため、グーグルセミナーでは機械学習が効率的にデータを集めやすい形をつくる事が重要と発表しています。
※シグナル:検索クエリ、ユーザー属性、時間帯、地域、デバイス、行動情報等、Googleが取得したあらゆる情報のこと。無数のシグナルを元にGoogleは最適な入札をきめます。
POINT1. シンプルな構成で運用しデータの量を確保する
今までのリスティング運用では
・マッチタイプごと
・オーディエンスごと
・デバイスごと
などにキャンペーン分けして効果を見るのがセオリーでしたが、Googleはもはやそれは推奨していません。
キャンペーンはひとつ、一カ所にデータを収集。
そのデータで0.1秒に7000万のシグナル(※)をキャッチし分析している自動入札がデータから効果を判断し適切なユーザー層にアプローチします。
POINT2. 余裕を持った予算であらゆるパターンをテストする
機械学習に多くのデータを持たせてパターンを覚えさせる事で効果的な広告運用が出来ます。
機械学習は予算より多少のゆとりを持った費用を用意する事で、最も機械学習の動きが活発になり、効率的になります。
・予算+30%=費用 あらゆるパターンをテストできる
・予算=費用 機械学習が競合や季節性に応じて調整する余裕がない
3.すでに始まっているGoogle広告AI機能
3-1. 4つの戦略から選べる自動入札
AIが使われている自動入札には4つの戦略があり、目標に応じて適したものを選ぶ事で、一番効率的な広告オークション入札を行ってくれます。
特定の効率で最大化
①目標CPA
②目標ROAS
特定の予算内で最大化
③コンバージョン数の最大化
④コンバージョン値の最大化
3-2.組み合わせで何通りも作成してくれる レスポンシブ検索広告
レスポンシブ検索広告では、あらかじめ登録しておいた複数の見出し、広告文を組み合わせて何通りも表示する事が可能です。
効果を見て、どれが良い組み合わせなのか広告の有効性を明確に確認する事が出来ます。
3-3.あらゆる広告枠に対応 レスポンシブディスプレイ広告
複数の画像・見出し・説明文を設定することで多くの広告枠に自動的に適応、各ユーザーにマッチしたメッセージを機械学習が自動的に組み合わせて表示します。
4.あなたのGoogle広告運用アカウントを成長させよう
一番もったいないのは…
機械学習期間中にやめてしまう事!!
目的は、データ集めであなたのビジネスに適した顧客リストをグーグルが理解する事なのです。
データを集めている最中にやめてしまうと、残念ながらデータも集められず、結果も出せずで何も残らなくなってしまいます。。
5.拡張CPCは手動でも調整できる”半自動入札”!
拡張CPCは、手動で入力した入札単価に、機械学習がアシストをしてくれる機能です。
手動の入札単価を基準に、CVを狙えそうな機会に多少の増減調整をする事でCV数アップを狙う事が出来ます。
指名など、自動化で検索順位が落ちるのは困る、というものも調整しつつ機械学習を取り入れる事も出来ます。
機械学習の学習期間で、あなたオリジナルの運用アカウントをつくっていく事ができます!
6.まとめ
グーグルの機械学習が可能にしたのは、運用アカウントをあなた専用に、人間では不可能なレベルで一番受注に適した形を作り上げるということです。
それには相応のテスト期間が必要であり、機械学習がトライアンドエラーを繰り返す必要があります。
広告を出したら、即結果を出してほしい…
そう思うのは当然なのですが、全くデータが無い状態と、大量にデータを集めた後では広告的にやれる幅が全然違ってきます。
予算と時間、ある程度のものを投資する必要がありますが、それで得た、グーグルの機械学習が収集したデータはまさにあなたのためのものです。
広告を始めたい!そんなあなたは是非、機械学習を使った最新のweb広告運用を検討してみてくださいね!