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【初心者必見】Google広告のABテスト『Googleカスタムテスト』とは?

広告運用ではKPIを達成するためにPDCAを回していくことがとても重要です。

しかし、「いきなり入札戦略を変更するのは怖いな・・・」「現在安定しているCPAが高騰したらどうしよう」などリスクに恐れ、大きな変更に踏み切れない方は多いのではないのでしょうか?

今回は、そんな時に役立つ『Google広告のカスタムテスト』について記事をまとめてみました!

それでは行ってみよー!

1.Google広告カスタムテストとは?

1-1.Google広告カスタムテストでできること

現在配信しているキャンペーンを複製してテスト用のキャンペーンを作成することができます。

つまり、元のキャンペーンに影響を与えることなく、新たな設定の良し悪しをテストできるのです!

活用が想定されるシーンは以下のとおりです

 ・入札戦略の変更

 ・遷移先やクリエイティブのABテスト

 ・キーワードの追加、除外

 ・キーワードのマッチタイプ変更

目標をクリアしているCPAをさらに下げたい!けれど、いきなり設定を変更するのはリスクが大きい。。そんな時はぜひ試してみてください。

次に設定方法を紹介します↓

2.Google広告カスタムテストの設定方法と結果の確認

2-1.Google広告カスタムテストの設定

①テスト→カスタムテスト→+を選択

②カスタムテスト→キャンペーンタイプを選択

カスタムテストを使用できるのは、『検索キャンペーン』、『ディスプレイキャンペーン』のいずれかです

③テスト名を入力し、テストしたいキャンペーンを選択

④作成したキャンペーンを選択し、テストしたい箇所を変更

例えば、入札戦略のテストを行いたい場合、この時点でテストキャンペーンの入札設定を行いましょう。

⑤scheduleを選択

⑥テストの目標と分配比率を選択

≪テスト目標≫

テストで検証したい効果をテスト指標・指標アクションの順に以下の項目から設定します。

▼テスト指標
・コンバージョン
・クリック数
・表示回数
・費用
・コンバージョン単価
・コンバージョンの価値/費用
・コンバージョン値 

▼指標のアクション
・引き上げ
・引き下げ
・有意な変化なし 

例えば、コンバージョン単価を下げられるかどうかをテストしたい場合「コンバージョン単価」「引き下げ」を選択します。ここで選んだ指標はキャンペーンレポートで強調して表示されます。
指標は最大2つまで設定可能

≪テストへの分配比率≫

テストに使用する予算とトラフィックの分配割合を設定します。

配信母数が偏ってしまうので、目的が無い限り分配比率は50%がおすすめです。

また、検索広告の場合、分配比率の詳しい設定を「詳細設定」から選択することができます。

▼検索ベース
検索が行われるたびに、テストのキャンペーンと元のキャンペーンのいずれかにユーザーをランダムに割り当てることができる機能
検索ベースはcookieベースよりもデータが早く溜まりやすい傾向があります

▼cookieベース
ユーザーが検索した回数に関わりなく、テストのキャンペーンと元のキャンペーンのいずれか1つのみを表示する機能

⑦テスト期間と同期の有効を設定

テスト開始日は最短で翌日からのスタートです(当日からはスタートできません)

テスト中に元のキャンペーンで行った変更を自動的にテストキャンペーンへ反映させたい場合は、同期をオンにしましょう。
元のキャンペーンからテストキャンペーンへの同期のみが可能で、テストキャンペーンに加えた変更は元のキャンペーンに反映されることはありません

以上で設定完了です。

テスト期間になったらキャンペーンがONになっていることも確認してくださいね

2-2.テスト結果の確認

テストが終了したら結果を確認しましょう。

カスタムテスト→作成したテスト名をクリック

元キャンペーンはBase、テストキャンペーンはTrialと表示されます。

表内の結果指標である統計的有意性は以下のとおりです。

▼統計的に有意です

数値の精度が高く、キャンペーンに変換した後も同様の掲載結果を得る可能性が高い

▼統計的に有意ではありません

以下の点が理由で数値の精度が高くない状態です

・テストが十分な時間実施されていない
・キャンペーンに十分なトラフィックがない
・トラフィックを小さく分割しすぎて、テストに十分なトラフィックがない
・加えた変更によって、統計的に有意な差異が生じていない

せっかくのテストですが、上記のようにトラフィックが少なく、統計が有意ではない場合もあります。

そのためテストの実施は少なくとも1ヵ月以上の実施を推奨します

 

テストキャンペーンの配信結果がよければ、その設定を基にキャンペーンに適用することも可能です。

テストの概要→テストを適用→元のキャンペーンを更新 または 新たなキャンペーンとして適用を選択して完了です。

3.その他

3-1.注意点

最後に注意点をいくつか挙げておきます

1.カスタムテストが使えるのは検索、ディスプレイキャンペーンのみ

2.カスタムテストで元にするキャンペーンのCVデータは引き継がれない
 ※例えば、作成したテストキャンペーンでスマート自動入札戦略を導入しても、過去配信データを元に学習されません

3.カスタムテストでは、サポートされていない機能がある
(1)ターゲットキャンペーン・ターゲット広告グループを使った広告カスタマイザ
 ※テストキャンペーンを作成してから割り当てることは可能です
(2)共有予算
(3)入札単価状況

4.まとめ

現在のキャンペーンが安定している時は、なかなか一歩が踏み出せないものです。

そんな時にテストキャンペーンを活用し、リスクを抑えながらより良くするために検証してみてはいかがでしょうか?

最後までご覧いただき、ありがとうございましたー!
楽しい広告運用ライフをお過ごしくださいませ

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