2024.05.23
KNOWLEDGE
【リスティング広告運用者必見】コールトラッキングツールで広告効果を可視化
お客様からの電話問い合わせ数増加を目標に広告運用をされているマーケター、宣伝担当の方も多いと思います。
しかし、広告経由での電話反響が電話ボタンタップでの計測のみで、「実架電数と管理画面数値に乖離がある」「実数値がわからない」などお悩みではございませんか?
キーワードごとに本当にコンバージョンにつながっているキーワードなのか精査したい、CPAの改善だけでなく電話コンバージョンの費用対効果や利益率を可視化して計算書と紐づけたいといったお悩みをお持ちの方のために、本記事では電話での成果を可視化できるコールトラッキングツールのご紹介をいたします。
■コールトラッキングの特長
コールトラッキングとは、電話効果測定を意味します。電話での問い合わせ履歴を元に顧客情報を管理・分析の可視化を図るツールで、以下のような特長があります。
・入電に至った媒体/検索KW/日時等の可視化
コールトラッキングシステムはそれぞれの媒体や発信者ごとの電話番号、顧客の流入経路を確認することができます。これにより、広告ごとの効果を可視化することも可能なため、オンラインとオフライン両方の広告の改善などにつながります。
入電数だけでなく通話時間や内容なども記録するため、入電数は少ないが購買意欲の高い見込み顧客が多いなど、広告媒体ごとの特徴も明確になります。
・実際のCVと紐づけることで ROAS/ROIの計測も可能になる
コールトラッキングツールは広告媒体の判別も可能なため、複数の広告媒体の各効果を具体的な数値での測定が可能です。
また、得られたデータの分析により、費用対効果(ROAS/ROI)の高い広告媒体を明確にできるため、費用対効果の低い広告の停止や改善といった対策が取れ、無駄なコストの発生を防げます。
・電話タップ計測より、精緻な広告効果の可視化が可能
本ツールは、ツールのサーバーを経由して導入企業に着信し、電話応対が終わったら、サーバーに通話ログがリアルタイムで反映されるため、実架電をベースに計測することが可能です。
これにより、実際に架電があったCVを判断できるため、電話タップの計測より精度の高い計測と、より具体的な改善施策が期待できます。
■取得できるデータについて
取得できるデータはツールによって若干異なりますが、入電日時・広告種別・広告媒体・流入キーワード・通話録音・発信者の電話番号などです。
リスティング広告との併用はもちろん、新聞やチラシ・雑誌などオフライン広告からの流入経路もわかり、広告媒体ごとの効果測定が可能です。これは前述した通り、スマートフォンで電話番号をタップした回数をトラッキング対象として計測する「タップ計測」よりも精度が高くなっています。
また、通話情報や架電情報を活用して見込み顧客の流出を防止したり、一次情報の取得ができたりするのも本ツールの利点です。
また、アクセス解析ツール「Googleアナリティクス」と連携し、ユーザーの流入経路をより正確に認識する「UTMパラメータ」を追加で設定することもできます。
■活用事例の紹介
こちらは弊社でコールトラッキングツールを活用した例です。クライアントの要望は「本当に電話CVに繋がっているキーワードを精査して広告効果を最大化したい」「管理画面CPA改善はもちろん、電話CVのROAS/ROIを可視化したい」という2点でした。
本ツールの活用で、実際の通電に繋がっているキーワードの識別に加えて、キーワード毎の案件進捗や売上・粗利を紐づけることで、PLに直結した広告運用が可能になりました。
結果、広告効果の改善に加えて、ROIを赤字から黒字へ転換させることに成功しました。
■まとめ
いかがでしたでしょうか。今までタップ計測のみで、実際の架電と紐づけができずに苦慮していた企業様も多いかと思います。
・難しそうで導入のハードルが高い
・内容はわかったが、自社のサービスで再現できるかわからない
・もっとツールについて詳しく知りたい
という方は、弊社にご相談ください!
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