2022.02.15
KNOWLEDGE
【CVR改善施策】EFO(入力フォーム最適化)とは?
web広告を配信する上で、
「なかなかCVRが上がらない…」
というお悩みはございませんか?
CVRを向上させるために、LPの改善を行うご担当者様は多いと思いますが、
入力フォームの最適化はできていますでしょうか?
今回の記事では、意外と見落としている可能性の高い、
入力フォームの最適化=EFOについてご紹介します。
CVRの改善、CV数の増加施策にお悩みの方はぜひ参考にしてみてください!
1.CVRが上がらない原因とは?
1-1.LP(遷移先)に課題
CVRが上がらない大きな原因の一つとして、LP(遷移先)があります。
広告をクリックしたユーザーがLPに遷移し、
そこに自分の欲しい情報がなければ、ページからの離脱率は当然高まります。
つまり、ユーザーに興味を惹き、アクションを起こさせるには、
配信する広告とLPとの整合性を高めることは非常に重要なのです。
LP(遷移先)の改善については、下記の記事を参考にしてみてください!
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【LPとは?】基礎からLP改善方法までをご紹介します!
1-2.入力フォームに課題
せっかく広告とLP(遷移先)の整合性を取り、
ユーザーの興味を惹いたとしても、入力フォームの整備ができていないと、
「めんどくさい」「よくわからない」「後ででいいや」
といった感情をいだかせてしまい、離脱に繋がる可能性があります。
ですから、CVRを高めるためには、
LP内にユーザーにとって必要な情報を追加するだけでなく、
カンタンで、分かりやすく、使いやすいフォームの整備が必要です。
2.EFOの基礎知識
2-1.EFOとは
EFOとは、Entry Form Optimizationの略で、
入力フォームの最適化のことです。
ユーザーがCV(購入や資料請求、会員登録、説明会申込などのアクションを)するためには、
名前や住所、メールアドレスなどの個人情報の入力が必要です。
そのような入力作業を効率的に整備することがEFOです。
2-2.EFOのメリットとは
EFOのメリットは、離脱を防ぎ、CVRの向上が望めるということです。
この点では、LPの改善(LPO)と同じです。
しかし、EFOの場合、
CV(購入や申込などアクションを起こ)したいユーザーの離脱を防ぐことできる
ことが最大のメリットです。
つまり、広告で流入し、LP(遷移先)で興味づけを行なった、
確度の高いユーザーのクロージング強化にあたる施策であると言えます。
3.EFO対策例
これまでCVR改善施策としてのEFOの基礎について紹介してきました。
では、実際に対策できる項目としては、どのようなものがあるのでしょうか。
ユーザーがフォーム入力時に離脱をしてしまう原因としては、
・作業項目が多く、「手間」を感じてしまう。
・作業内容が分かりづらく、「迷い」を感じてしまう。
・入力作業が多く、「ミス」を繰り返し、後回しになってしまう。
のようなこと考えられます。
これら一つずつ、対策事例を見ていきましょう。
3-1.ユーザーの「手間」を減らす
ユーザーの手間を減らす為の施策としては、
自動入力によって「めんどくささ」を軽減することが出来ます。
具体的には、郵便番号を入力することで住所を自動表示させたり、
漢字で名前を入力するとふりがなが自動表示されたりします。
また、入力時に、項目に自動でカーソルを当てたり、
入力モードを自動で切り替えたりすることによって利便性の向上を図る施策もあります。
さらに、FacebookやYahoo!など、
ユーザーが登録しているアプリから情報を取得して、入力を支援することもできます。
3-2.ユーザーの「迷い」を減らす施策
名字と名前の間に空白は必要か、数字は全角か半角か、
電話番号に「-」は必要か、住所の入力はどこまで必要かなど、
フォームの入力時には様々な「迷い」が生じます。
このようなの「迷い」を減らす施策として、
入力時にサンプルを表示させることや、入力形式を指示することなどが有効です。
また、必須項目やエラー項目の背景を明示することで、
入力項目が正確かを確認することもできます。
さらに、送信ボタンの強調や、
ナビゲーションによるフォームの進捗状況を表示することにより、
ユーザーとしては迷いなく入力作業ができるので、CVRの向上が期待できます。
このように、入力時の「迷い」を無くすことで、
ユーザーの負担を減らすことが重要です。
3-3.ユーザーの「ミス」を減らす
ユーザーが申込をする際に、
入力が完了したと思って送信をしたら、エラーしてやり直し、
ということもよくあるかと思います。
このように、
フォームの入力作業において、ミスは付き物です。
ユーザーは、入力ミスを繰り返すと、諦めてしまったり、後回ししてしまったりしますので、
結果的に離脱に繋がってしまうことが多々あります。
そのため、ユーザーの「ミス」を防止することも、CVR向上においては重要です。
例えば、入力ミスがあった際に、リアルタイムでアラートを出すような施策があります。
また、反対に入力が問題なく実施できた際に、入力成功を明示する機能もあります。
こちらを実施することで、
ユーザーがミスにより繰り返しフォーム入力を行う可能性の軽減が期待できます。
また、メールアドレスの入力ミスや誤送信なども、
ユーザーの良くあるミスです。
これらを防ぐために、
メールアドレスのドメインのサジェスト機能や、
必要事項の入力が完了しないと送信ボタンが表示されない仕様などもあります。
4.最後に
これまでお伝えをしたように、EFOを実施することで、
確度の高いユーザーの離脱を抑え、CVRの向上が見込めます。
ここ最近は、EFOも多様化し、
チャットボット導入によるフォーム改善なども流行しています。
もちろん、これまでご紹介したすべての施策を実施することが望ましいですが、
予算や導入にかかるコストを考えると、なかなか難しい企業様も多いと思います。
EFOには多様な種類があり、業種やターゲットによっても優先的に実施する施策が異なるので、
自社のサービス・商材に合わせてより重要なものから選択することが求められます。
例を挙げると、
高齢の方をターゲットにした商材の場合、
パソコンやスマートフォンの扱いに慣れていない可能性がありますので、
入力箇所の強調や、自動入力機能の導入が有効です。
金融系商材や採用の場合、入力必須項目が多い傾向がある為、
入力事項のナビゲーションなどが有効です。
このように、業種やターゲット、商材に合わせたEFO対策で、
CVRの向上を目指しましょう!
といっても、EFO施策も多種多様ですので、
「何から始めればよいかわからない」
といったお悩みがありましたら、ぜひ、お気軽にご相談ください!