2021.01.26
KNOWLEDGE
【WEB広告ならまずLP…はもう古い?!】Facebookではじめよう!リード獲得広告
ビジネスを拡大するうえで重要なのは、『新しいユーザーを獲得する』ことですよね。
そして新しいユーザーを獲得するために必要なのは、『新しい見込み客を見つける』ことです。
そのために多くの企業がいくつもの豪華なランディングページ(LP)を用意し、フォームから顧客情報を集めようとしているのです。
しかし、ちゃんとLPを用意するにはある程度の時間と費用がかかります。また、商材のどのような点がユーザーに刺さっているのか分からない場合は、訴求別に複数のLPを用意することになります。
貴重なリソースを割いて公開に至ったLPでなかなか成果が上がらなければ、LPの改修が必要となりさらに時間と費用がかかります。
そこでおススメしたいものが、Facebook広告の『リード獲得広告』です。
Facebookのリード獲得広告は、
- ランディングページ不要
- 最短30分で設定可能
- しっかり成果が得られる
というメリットがあります。
今回は、そんなFacebookのリード獲得広告をはじめるための設定方法をご紹介します!
Facebookのリード獲得広告とは
概要
Facebookのリード獲得広告は、2015年10月から国内で利用できるようになった機能で、サイトに遷移させずFacebook上で全て完結させることができます。
広告をクリックしたユーザーは、商材について書かれたインスタントフォームへシームレスに遷移するうえ、Facebookに登録済みの「氏名」や「メールアドレス」などの情報はあらかじめ入力された状態になっています。これにより、ユーザーのストレスが最小限に抑えられ、高い確率でリード獲得へと至ることが期待できます。
リード獲得広告はFacebookとInstagramのタイムライン上に表示され、Facebook広告の特徴である『精度の高いターゲティング』により効率よく配信することが可能です。
リード獲得広告のメリット
遷移先不要
広告をクリックしたユーザーは、Facebook上で設定したインスタントフォームへとシームレスに遷移するため、ランディングページやホームページは不要です。
- ページの製作・改修の負担が大きい
- 細かく訴求テストをしたい
という方におススメの広告メニューです。
ユーザーへのストレスが少ない
Facebookのリード獲得広告では、Facebook上に登録されている「氏名」や「メールアドレス」などの情報が自動でフォームに入力されます。そのためユーザーに求められる動作が最小限となり、ストレスが抑えられることで高い獲得率が期待できます。
外部CRMツールへの連携が可能
ユーザーが登録した情報は、Facebookの管理画面から直接ダウンロードするだけではなく、外部のCRMツールとリンクさせて、リアルタイムに管理することが可能です。
そのため、登録が完了したばかりで商材への関心が高いユーザーへ迅速にアプローチすることができるうえ、顧客情報を管理する工数を軽減することができます。
リード獲得広告が表示される配置面
Metaのリード獲得広告が表示される配置は、下記の通りです。
- Facebookフィード
- Facebookストーリーズ
- Facebookリール
- Facebook検索結果
- インスタント記事
- インストリーム動画
- Marketplace
- Instagramフィード
- Instagramストーリーズ
- Instagramリール
- Instagram発見タブ
- Audience Network
参照:https://www.facebook.com/business/help/435270316658768?id=735435806665862
リード獲得広告で得られる情報
Facebookのリード獲得広告で設定できる入力項目は、
と様々な項目が用意されています。
ナショナルID番号の入力を求める質問を設定する必要があります。ナショナルIDに関する質問は、各フォームに1つのみ設定でき広告は、広告主が選択したナショナルIDを使用している国の利用者にのみ配信されます。
このほかにも、カスタム項目としてフリーテキスト欄やラジオボタン、条件付き選択肢などの項目も用意されているため、メールマガジンや資料送付だけでなく、イベントの予約までリード獲得広告だけで完結させることができます。
ただし、あまりにも多くの項目を設定してしまうと、ユーザーへのストレスが少ないというメリットが失われ、獲得効率の悪化が懸念されるため、なるべく入力項目は必要最小限にしましょう。
注:Instagramでは生年月日に関する質問がサポートされないため、生年月日に関する質問を含むリード獲得広告はInstagramには表示されません。
Facebookのリード獲得広告の設定方法
リード獲得広告の設定方法は次の通りです。
キャンペーン作成
まず、Facebook広告の管理画面でキャンペーンを作成し、「リード獲得」を選択します。
利用規約に同意
リード獲得を目的としたキャンペーンを作成した場合、広告セットの層でページを選択します。
その際、利用規約の確認を求められますので、内容を確認したうえで、「利用規約を確認」ボタンを押します。
フォームを作成
インスタントフォームの項目にある「フォームを作成」から作成画面に入ります。
※補足
meta Businesssuitからでもインスタントフォームを作成することができます。
作成するだけではなく、既存フォームを管理する場でもあり、フォーム毎のリード獲得数も確認することもできるので便利です。
フォーム作成画面では下記の内容を入力していきます。
※はじめに、「設定タブ」で言語を日本語にしておくことをおススメします。
フォームタイプ
- フォーム名
- 任意のフォーム名を入力
- フォームタイプ
- 大量用:ユーザー情報の入力や送信が簡単なフォーム
- 高い意向:記入者が入力内容を再確認できるステップを追加
- リッチクリエイティブ:会社のイメージとメッセージをまとめて注目を集められる
イントロ
フォームの説明を入力します。
- どのような商材なのか
- 誰をターゲットにしているのか
- ユーザー情報を送信することで何を得られるのか。
など、
ランディングページで一般的に説明されているような内容をここに記載します。
イントロの設定は任意ですが、WEBサイトに遷移しない分、アクションまでにユーザーに与える事前の情報量は相対的に少なくなりがちです。
従ってフォームタイプ(リッチクリエイティブ)を選択してビジネスやサービスに関するコンテキストを詳しく伝えましょう。フォームにより個性を持たせるのに役立つほか、リードの質が向上する可能性もありますのでオススメです。
質問
ユーザーに入力してもらう情報の項目を選択します。
初期状態ではメールアドレスと氏名が選択されていますが、
ここで紹介した項目を選択することが可能です。
記述式の質問を任意で追加することもできます。
プライバシーポリシー
プライバシーポリシーページのURLを入力します。
このURLの入力は必須なので、WEBサイトに掲載しているプライバシーポリシーのページ等を指定する必要があります。
リード用メッセージ
最後に、フォームを送信してくれたユーザーに表示する「リード用メッセージ」を作成します。
プライバシーポリシー同様、こちらのURLも必須です。
会社の公式HPへ遷移させたり、ホワイトペーパーなど、資料のダウンロードURLを入力しておくケースが多いです。
「Facebook」や「Instagram」を選択した場合の設定
広告セット設定後、「広告」のメッセージテンプレートの項目で[フォームを作成]をクリックします。
- ウェルカムメッセージ
広告をタップした人に挨拶文を表示
- 質問
リードから必要な情報を得てフォローアップできるように、質問を追加
- 完了メッセージ
質問に答えてくれたユーザーにお礼し次のステップを説明
- 断りのメッセージ
回答を却下する場合に、別のメッセージを送ることが可能
- プライバシーポリシー
顧客情報を取得することになるため、ビジネスのプライバシーポリシーへのリンクを含める必要あり
作成したチャットの保存後は再編集ができないため注意しましょう。また、作成したチャットは別の広告作成時にそのまま利用できます。
公開したフォームは再編集ができないため、編集する可能性がある場合は[下書きを保存]しておきましょう。また、作成したフォームは別の広告作成時にそのまま利用できます。
獲得したリードの処理
Facebook広告で獲得したリードは、
- 広告の管理画面からダウンロード
- Facebookページの投稿ツール内にあるフォームライブラリからダウンロード
- 普段使用している外部顧客管理ツールと連携して自動でダウンロード
といった方法で入手可能です。
一般的な顧客管理ツールは連携可能なので、ぜひ連携することをおススメします。
リード獲得フォームにエンゲージメントした人のリストを活用
以下3つの条件のカスタムオーディエンスを 最長で過去90日までの期限を設けることが可能です。
同一のフォームの広告配信を行うのであれば、「フォームを開いて、送信した人」は除外しておくのがよいでしょう。
「フォームを開いたが、送信しなかった人」向けに別の広告クリエイティブを見せたり、フォームを変えて広告配信をすることなどでも活用ができるのでオススメです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、Facebookの『リード獲得広告』についてご紹介しました。
Facebookのリード獲得広告を使用することで、Facebookを利用しているユーザーをFacebookから離脱させることなく登録を促すことができるため、低コストでユーザー情報を獲得することが期待できます。
ぜひ一度お試しください。