2020.07.31
KNOWLEDGE
【物件探しもネットが主流!】Facebookカタログの作成方法 ー不動産編ー
不動産業界では、WEB上でおすすめの物件を紹介し、ユーザーからの問い合わせを獲得する施策がこれまでも行われてきました。それがコロナの影響下でますます加速しており、物件を動画で紹介するサービス、パノラマ写真で部屋中を見渡せるサービス、さらにVRを導入して内覧を体験できるサービスを提供する業者も出てきています。
ユーザーとの接点を確保するために、WEBを強化する重要性は増すばかりですが、やはりそこにリソースを割けるのは多くの人員が在籍する大手が中心。物件の撮影と紹介ページを作成するだけでも大変なのに、ユーザーが関心を持ちそうな物件をピックアップして紹介するところまで手が回らない…というのが実状ではないでしょうか。
そこで活躍するのが、「不動産広告(旧名称:不動産業界向けダイナミック広告)」です。
この機能を使えば、ユーザーが過去に関心を示した物件の情報をもとに、自動でおすすめの物件を広告として表示させることが可能です!
Facebook不動産広告
不動産広告の概要
Facebookの不動産広告とは、Meta Advantage+ カタログ広告(旧名称: ダイナミック広告)の一種で、不動産インベントリーに最適化された広告です。すべてのAdvantage+ カタログ広告と同様に、不動産広告でもMetaピクセルまたはSDKを使用し、サイトで特定のアクションを実行することでビジネスに関心を示した利用者に広告を表示します。
メリット
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不動産業界の広告主に特化したターゲット設定オプションを使用できます。
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同様の出品投稿を検索したオーディエンスを作成できます。
不動産広告の場合、「商品」を表すために使用されるデータには、物件の住所、寝室や浴室の数、近隣施設など、さまざまな要素が含まれています。そのため、カタログとピクセルには通常のAdvantage+ カタログ広告とは異なる情報が必要であり、利用できるクリエイティブテンプレートも異なります。
この広告を利用するには、下記4点が必要です。
- Facebookページ
- Facebook広告アカウント
- Facebookカタログ
- ウェブサイトにインストールされたFacebookピクセル
本稿では、不動産広告における「Facebookカタログ」を作成する際にどのような情報が必要になるのかをお伝えします。
「Facebookカタログ」について、概要や基本的な作り方については下記リンクをご参照ください。
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【もう迷わない】Facebookカタログの作成方法
不動産広告でカタログを利用するメリット
カタログを利用することで、下記のようなメリットがあります。
- 広告編集画面で物件情報を入力する手間がなくなる。
- 事前に登録した情報から機械が自動で引用してくれます。
- 物件の在庫状況に合わせて広告を編集する手間がなくなる。
- 成約済みの物件をカタログから削除することで広告には表示されなくなります。
- どの物件がユーザーの関心をひけるか考える手間がなくなる。
- Facebookに蓄積されたユーザーの情報に基づいて関心が高そうな物件が自動で表示されます。
不動産広告でカタログにアップロードする情報
必須の情報
不動産広告用のカタログにアップロードする情報のうち、必須となるのは下図の14項目です。一部の項目については定められた文字列を入力する必要があります。
※1:for_sale, for_rent, sale_pending, recently_sold, off_market, available_soonのいずれかを入力
※2:0000000や000-0000などあらゆる形式が入力可
※3:価格のあとに半角スペースを入力し、ISOコードを記載(例:50,000,000 JPY)
任意で追加できる情報
必須となる情報に加えて、任意で登録することができる項目も存在します。
下記はその一部です。
- 物件の特徴
- 駐車場の形式
- ペット可/不可
- 他の画像
画像は1枚ではなく複数登録することで、自動的にスライドショー形式で表示させることが可能になります。
詳しくは、こちらをご参照ください。
※リンク先では分かりづらい!という方は弊社までご遠慮なくご質問ください。
Facebookピクセル
不動産広告を配信する場合、通常のピクセルに加えて下記2つのピクセルパラメータが必須となります。
- content_type
- content_ids
そもそもFacebook広告のピクセル設置をしたことがない!という方は下記関連記事をご参照ください。
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広告の設定
カタログに物件情報を追加し、ピクセルの設定が完了すればカタログ内の情報を利用して広告を作成することが可能になります。
カタログマネージャ上から画面の指示に従って簡単に入稿ができるので、ぜひ利用してみてください。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、Facebook広告の機能のひとつとして、不動産業界に特化した広告機能の設定方法をご紹介してきました。この機能を利用することで、Facebookが蓄積している膨大なユーザーデータを有効に活用し、自動でおすすめの物件をユーザーごとに表示させることができます。手作業で物件をピックアップし、物件ごとに広告を入稿し、在庫の状況に合わせて日々更新する…という細々とした作業のほとんどを機械に任せられるようになります。
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