2020.02.20
KNOWLEDGE
Googleタグマネージャーで「Yahoo!サイトジェネラルタグを発火する順番」を指定する方法を解説
意外にも、これまでGoogleタグマネージャー(GTM)には明確に順序を指定する機能はありませんでした。
しかし、リターゲティング用のタグ、コンバージョン用のタグ、とそれぞれタグが分かれていた時代から、(媒体によって呼び名は異なるものの)「ベースタグ」と「イベントタグ」を併用してコンバージョンを測定する形式に移行してきたことで、この「タグ読み込みの順番」問題に直面する方が増えてきたのではないでしょうか。
直接、サイトへ設置できる(あるいはサイト管理者に依頼する)場合は単純でよいのですが、GTMを用いてタグ設置を行っている場合はタグの読み込ませる順番の設定が重要で、これを間違えるとコンバージョンが正しく計測されない事態になるため、注意が必要です。
この記事では、GTMを用いてタグの順番を指定したうえで設置を行う方法を説明します。
今回はYahooサイトジェネラルタグを用いてコンバージョンを設定すること想定し、解説していきます。
1.タグを機能させるための順序を確認する
機能しなければ何の意味もないので、まずヘルプページ資料を見て正しく理解します。
Yahooサイトジェネラルタグの場合ですと、
という通り、サイトジェネラルタグ→コンバージョン測定タグの順番であれば、問題なく計測できるということがわかります。
2.GTMへ登録する
「タグ」「トリガー」をそれぞれ設定していきます。ここで、タグの順番を設定できるのはタグ設定画面の下部、「詳細設定」→「タグの順序付け」。
設定中のタグが発効する前/後に配信するタグを、既に登録しているタグ一覧の中から選択できるのです。
この場合ですと、「【Yahoo!】コンバージョン測定タグ」が発効する前に配信したいタグは「【Yahoo!】サイトジェネラルタグ」ですので、
・「【Yahoo!】コンバージョン測定タグ が発効する前にタグを配信」に☑
・「設定タグ」のプルダウンからあらかじめ設定しておいたサイトジェネラルタグを選択
サイトジェネラルタグが何らかの原因で読み込まれなかった場合、コンバージョンを測定したくないという時はこの項目にもチェックをつけましょう。
以上で、完了です。
順番を正しく指定しなければ正確な計測ができず、広告の運用にも影響を及ぼす可能性があります。正しい設定方法を確認しておきましょう。