2022.07.21
KNOWLEDGE
Meta広告ライブラリを活用した競合調査と注意点。媒体推奨の参考ツールも紹介!
1.はじめに
Meta広告を
「出稿しようとしている人」、「既に出稿している人」も共通して、
「他社はどのような広告を出稿しているのだろう」と考えたことはないでしょうか?
広告を出稿する場合、「自社の強み」や「ターゲット」等に加え、「競合調査」を行いますよね。
競合調査となると、「他社の強み」「他社がどのような商品/商材を出しているか」、
また「どのような商品/商材を打ち出し(訴求)」等をしているのか考え、
多くの人はGoogle検索で調べるかと思います。
しかし、Google検索では他社商材・強みは理解できても、
実際にどのような広告をMeta上で出稿しているのかが分かりません。
その様な時に活用してほしいのが、「Meta広告ライブラリ(以下、「広告ライブラリ」とする)」です!
広告ライブラリでは、
「他社がどのような広告を出稿しているのか」といった現在配信中の広告を確認できるため、
Meta広告を出稿する際の競合調査に重要かつ最適なツールとなっています!
今回は、そんな「広告ライブラリ」と活用方法をご紹介します。
また、「もっと他に参考になるのはないの?」と思う方のために、
媒体が推奨する参考ツールも併せてご紹介します!
「広告ライブラリ」を活用して、「失敗しないMeta広告」を行いましょう!
2.広告ライブラリを活用した競合調査と活用方法!
2-1.広告ライブラリとは
Meta社が、「自社サービスに出稿されている広告の透明性を高める事」を目的としてローンチしている、
Meta広告に出稿されている全ての広告が閲覧できるサービスです。
このサービスでは大きく分けて2つのことを確認できます。
①広告主のFacebookページ
②出稿されている・出稿されていた広告
それでは具体的などのような情報が得られるのか見ていきましょう!
2-2.広告主のFacebookページ情報
広告ライブラリを使用することで、Facebookページの
①基本情報:「名前」、「ID」、「業界」、「作成日」
②フォロワー数
③いいね!数
また、「ページの透明性」の「もっと見る」をクリックすると、
ページ名の変更回数などページ履歴を確認することもできます!
2-3.出稿(掲載)されている広告
実際に、広告ライブラリで検索をすると下記の様な画面に遷移します。
検索したキーワードにマッチするMeta広告が一覧で表示され、
そして広告ごとに下記の内容を確認できます。
・掲載開始日
・クリエイティブ:バナー、テキスト
・配信フォーマット:静止画、動画、カルーセル広告、ダイナミック広告等
・出稿先プラットフォーム:Facebook、Instagram、AudienceNetwaork、Messenger
・リンク先
上記内容を確認することで、「いつから広告が出稿されているのか」、「どういった素材(クリエイティブ)を出稿しているのか」、「どういった訴求をしているのか」などを確認できます。
商材ごとに「効果的な素材」、「テキスト構成」等の特徴を把握することで、
自社の広告作成の参考にすることができ、競合他社と「差別化した訴求」を作ることの参考にもなります!
3.Metaの活用方法と注意点
3-1.広告ライブラリの活用方法
①広告のクリエイティブ作成の参考
Meta広告で使用・作成するクリエイティブ(バナー、テキスト)に困ったら、
まずは広告ライブラリで出稿したい商材のキーワードで検索してみましょう!
クリエイティブの参考になるだけでなく、「配信フォーマット」も確認できるので、
「どういった見せ方」がされているかの参考になります!
特に大企業が出しているクリエイティブに関しては、
広告の効果検証にかけられている予算が多い可能性があります。
そのため、最適なクリエイティブとCTAの組み合わせで運用している可能性があり、
どれを参考にしたら良いか迷ったら、まずは大企業のクリエイティブを参考にしてみましょう。
また、一概には言えませんが、「掲載開始日」を見て、過去から長い間配信されている広告は、
「効果が良い」から長い期間配信されている可能性が非常に高いため、
ぜひ参考クリエイティブを見つける際のポイントにしてみて下さい!
②競合他社のリサーチ
冒頭でも触れましたが
「他社はどのような広告を出稿しているのだろう」
「どんな訴求(打ち出し)をしているのだろう」と考えた事がある方もいらっしゃると思います。
広告ライブラリでは、競合他社の広告を確認するだけではなく、
クリエイティブ(バナー・テキスト)を確認することができます。
また、リンク先(遷移先:LP)を確認することもできるので、
「どのような訴求でユーザーを流入」し、
「どのようなコンテンツでCVを獲得しているのか」を把握することでき、
ユーザーの動線をイメージすることができます。
競合他社の広告を分析し、自社の広告に活かしましょう!
③自社の広告がどこのキーワードで出稿されているか確認(※広告出稿済みの場合)
①、②の様に、クリエイティブの参考にするだけではなく、
自社の広告がどこに出稿されているのか確認するのに活用することもできます!
例えば、飲食店の開業を支援する商材があり、Meta広告を出稿しているとします。
「飲食店」「開業」等の関連キーワードで広告ライブラリで検索しても出てこない場合があります。
この場合、自分が意図していないキーワードで出稿されている可能性があるかもしれません。
Metaは、「検索キーワードをどのようにカテゴライズしているのか」を公表していません。
そのため、「クリエイティブ内のテキスト」から意図しないキーワードを選出し、広告を配信している可能性もあります。
この様な場合を避けるためにも、「自社の広告が意図したユーザーに適切に配信されているのか」を確認するツールとしての活用もオススメします!
3-2.広告ライブラリを活用する際の注意点
①掲載が終了すると閲覧できなくなる
広告ライブラリで確認できるのは現在配信中の広告のみなので、
過去に掲載されている広告を見ることはできません。
競合他社の広告分析として、過去の広告を追っていきたい場合は、
随時確認し、保存などをして記録しておくことが必要です。
②実際の表示と異なる場合がある
Meta側で、クーポン付きの広告については、クーポンが無効化されるため、
表示が異なったり、クリックできないように設定されています。
③広告ライブラリに反映されるには時間がかかる
Meta広告に出稿された広告が、広告ライブラリに反映されるには最大24時間かかります。
自社で広告を出稿したばかりだと、まだ表示されていない可能性があるため、注意しましょう。
4.媒体推奨の便利ツールを紹介!
4-1.Meta Insights to Go
Meta Insights to Goでは、
Meta社が調査したインサイトデータを閲覧することができます。
このインサイトデータを活用することで、
「どのようなセグメントがいるのか」「ユーザーがどのようなことに興味があるか」を見つけられ、
広告戦略を立てるのに役に立つページとなっています!
Meta社が公式に調査していることから、信用性が高い情報となっているので、
社内外用の資料・クライアント様への提案資料として活用することもできます。
また、「Region」のフィルターで、「Japan」を選択すれば、日本に限定したインサイトデータを見ることが可能です。
例)日本のコンサート参加者が新しいショーを発見する場所
まだ日本でのインサイトデータは少ないですが、
これからアップデートされていく予定とのことなので、自社に有益な情報をいち早くキャッチし、広告運用に活かしましょう!
4-2.Meta 成功事例
Meta 成功事例では、
実際に企業がMeta広告を活用して成功した事例を紹介しています。
※下記、一部事例抜粋
成功事例1) アパレル販売
Advantage+ ショッピングキャンペーンを追加配信、通常のキャンペーンのみと比較した数値
・購入数 1.6倍
・購入単価 40%減少
・費用対効果 9%削減
成功事例2) 健康・美容商品販売
FacebookとInstagramの既存の広告キャンペーンにリールを想定したコンテンツを追加した結果の数値(既存広告と比較)
・リーチ単価 20%減少
・動画再生完了率 48%上昇
・リーチ数 22%上昇
単に数値改善結果が記載されているだけではなく、
・どういった背景・目的で配信したのか
・クリエイティブ作成時のポイント
・配信設定 etc
具体的にどのような配信手法・施策をしたのかが、記載されているため、
実際の運用に落とし込みやすい内容となっています。
「新しい施策が見つからない」「他社の成功事例」を知りたい等、
広告運用で悩んでいる方に是非オススメしたいページとなっています。
4-3.Meta クリエイティブセンター
Meta クリエイティブセンターでは、
効果的なモバイル広告を作成するためのクリエイティブのポイントを紹介しています。
「広告フォーマット」「プラットフォーム」から選択することができるため、
Metaにおける動画広告について調べたい場合、
「広告フォーマット:動画」「プラットフォーム:Meta」を選択することで、
特定の参考情報/事例を見ることができます!
「訴求は決まっているが、見せ方を悩んでいる」、
「Facebookでは効果が良いが、Instagramでは効果が悪い」といった時に、
クリエイティブの参考にしてみてください。
新しい知見が得られるかもしれません。
5.まとめ
本記事では、「広告ライブラリを活用した競合調査と注意点」ついてご紹介させて頂きました!
Meta広告は、今後ますます期待できるSNS広告媒体です。
しかし、Meta広告を利用したいとは思っているけど、
「競合はどうしているのだろう?」「どんなクリエイティブがユーザーに反応してもらえるのだろう」といった、
不安や悩み、疑問などが出てくるかと思います。
本記事を読むことで悩まずに「競合調査」「クリエイティブの作成」のスタートは切れるかと思いますが、
実際に広告の作成・配信・運用となるとどうしたら良いかわからない…となる方は是非、バリュークリエーションにご相談下さい!
バリュークリエーションではMeta広告の競合調査からクリエイティブの作成・配信・運用まで一貫してサポートしております。
Metaでの広告配信にご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にご連絡ください。
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