2022.07.28
KNOWLEDGE
【EC事業者様必見!】ピンタレストの活用方法とは?
ECを展開されている企業のご担当者さまの中には、
「もっと効果の良いプロモーション施策はないか」
「新しい施策を試してみたい」
といった、お悩みがあるのではないでしょうか。
近年、ピンタレストはECビジネスと
かなり親和性の高いメディアへと変化してきていることはご存知でしょうか?
2022年6月から「ピンタレスト広告」が日本でも配信可能になっており、
EC事業者向けのショッピング機能も充実してきております。
そのため、今回は、ECを展開されており、新しい施策をご検討されているご担当者さま向けに、
ECビジネスにおけるピンタレストの活用方法についてお伝えします!
ぜひ、参考にしてみてください。
1.なぜピンタレストはECと親和性が高いのか?
1-1.ビジュアルでのアプロ―チが可能
そもそもピンタレストとは、
レシピやインテリア、ファッションなどの生活のあらゆるシーンのアイデアを、
画像や動画で発見・整理できるビジュアル探索ツールです。
2010年3月から、アメリカでサービスが開始しており、
現在、日本では20-40代の世代を中心に、870万人の月間アクティブユーザーがいます。
ピンタレストは、未来にフォーカスしたメディアなので、
「素敵なお部屋にするには、どのような家具を置くべきだろう?」
「今度の旅行では、どのような服で出かけよう?」
といったモチベーションでユーザーは利用します。
気に入った画像や動画を保存すると、
ピンタレストは好みの画像を次々と提案してくれます。
つまり、自分の欲しいもの、なりたい姿などをビジュアルで提案してくれる為、
自社商品を視覚的に伝えることが重要なEC事業者さまにとっては、相性の良いメニューです。
1-2.潜在層へのリーチが可能
GoogleやYahoo!ではテキストで検索を行いますが、
ピンタレストでは、ビジュアルで探索をします。
つまり、ユーザーは、文字では表せない、
「ぼんやりとしたニーズ」を画像や動画で検索することで、
インスピレーションを得ることができます。
実際、ピンタレスト内では、特定のブランドを検索する割合は少なく、
非ブランド指名検索率は97%となっています。
言い換えると、ピンタレストでは、
ニーズが具体的になっていないユーザーに向けて、アプローチができるのです。
EC事業者さまにとっては、ブランドや知名度に影響されずに、
購買行動の接触が可能になります。
1-3.自社サイトへの誘導が可能
ピンタレストでは、画像や動画に外部リンクを紐づけることが出来る為、
自社サイトへの誘導が可能です。
そのため、潜在的なニーズを持つユーザーへ、
自社商品をプロモーションすることに役立ちます。
また、先述したように、
ピンタレストでは、ユーザーの好みの画像や動画をオススメとして表示されるため、
例え自社商品の画像を見ていなかったとしても、自社サイトへのアクセス数の増加が見込めます。
2.ECに特化したPinterestのメニューとは?
2-1.プロダクトピン
ピンタレスト内での画像や動画をピンと呼びますが、
設定したサイトからタイトルや説明文などを自動で読み込み、
追加してくれるシステムを、リッチピンと呼びます。
その中でも、ECと相性の良い機能がプロダクトピンです。
プロダクトピンは、ウェブサイトから取得した最新の価格、
在庫状況、商品のタイトルと説明文が自動表示されるため、
気になった商品をクリックし、サイトへ飛び、購入するといったスムーズな購買行動が可能です。
2-2.カタログ機能
ピンタレストのカタログ機能は、
自社ECサイト内の商品画像がピンされた際に、
プロダクトピンを自動的に作成するものです。
カタログ機能を活用する場合は、
無料ビジネスアカウントの登録や商品フィードの用意などが必要になりますが、
商品別にURLを設定できるので、ユーザーはシームレスに購買行動ができます。
詳しい活用方法は、下記をご参照ください。
https://help.pinterest.com/ja/business/article/before-you-get-started-with-catalogs#section-9441
2-3.カタログ機能を活用した広告フォーマット
冒頭でもお伝えしましたが、
2022年6月から日本でもピンタレスト広告の配信が可能になりました。
ピンタレスト広告の配信設定については下記をご覧ください。
関連記事
【2022年最新版!】今注目のPinterest広告について
ピンタレスト広告では、カタログ機能を活用することで、
クリエイティブを自動作成ができるショッピングアドがあります。
ショッピングアドの広告フォーマットをご紹介します。
▼ショッピングアド
引用元:ピンタレスト媒体資料
まずは、単一の画像で広告配信できるショッピングアドです。
ユーザーの興味に関係のある商品を販促できるフォーマットです。
▼コレクションアド
引用元:ピンタレスト媒体資料
コレクションアドは、選択した1枚の画像に続いて、
ユーザーの興味に関係のある商品グループが表示される、
複数の画像から構成される広告です。
この配信方法では、ユーザーに最も関連性の高い商品を、
商品フィードから選択して表示してくれます。
▼ダイナミックリターゲティングアド
引用元:ピンタレスト媒体資料
また、サイトを訪問したことがあるユーザー、
もしくはカート内に未購入の商品が入っているユーザーに対して、
ダイナミックリターゲティングアドも実施できます。
他のSNS広告と同様、タグの設置により、
コンバージョンイベントをトラッキングしておく必要があります。
3.shopifyとの連携
3-1.shopify連携によるメリット
現在、日本でのピンタレスト広告の配信開始と並行して、
Shopifyとのパートナーシップを拡大しています。
先述した、商品フィードのアップロードは管理・作業がかなり大変ですが、
Shopifyを利用されている事業者さまであれば、簡単な手順で、
ピンタレストへの商品フィードのアップロード・プロダクトピンの作成が可能になります。
その他にも、下記のe コマースサイトとも提携しており、
自社商品をピンタレストへ公開する連携をサポートしています。
・WooCommerce
・Lengow
・ChannelAdvisor
・GoDataFeed
・Feedonomics
・Productsup
このように、今後EC事業者さまの参入が増えることで、
より一層、ピンタレストとECは親和性の高いメディアになると予想できます。
3-2.shopifyとの連携方法
ピンタレストとShopifyを連携するには、
Shopify 用 ピンタレストアプリを使用する方法があります。
連携の流れとしては、下記の通りです。
①Shopify アカウントにログイン
②Shopify アプリストアの Shopify ページからピンタレストアプリに移動
③アクセス権を確認し、同意する場合は「アプリを追加」をクリック
④Shopify で ピンタレストアプリのインストールを完了
Shopify 用 Pinterest アプリを持たれていない場合は、
Shopify に手動で ピンタレストタグを追加する方法もございます。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://help.pinterest.com/ja/business/article/link-your-shopify-and-pinterest-accounts
4.日本EC企業配信事例
これまで、EC事業者さまにおすすめのピンタレストの活用方法をお伝えしてきましたが、
2020年6月~開始となったピンタレスト広告では、どのような広告が表示されているのでしょうか?
現在出稿が見られる事例を一部ご紹介いたします。
4-1.事例(かばん)
下記、ピンタレスト内のかばんの広告の事例です。
視認性の高い縦長の広告を配信しており、
クリエイティブ内の上部には、ブランドロゴが目立つよう配置されています。
潜在層に対して、ブランドを認知させつつ、
かばんの購入へとつなげていると考えられます。
4-2.事例(インテリア)
下記、ピンタレスト内のインテリアの広告の事例です。
広告っぽくない、無機質なクリエイティブを使用しています。
ただ、クリエイティブをクリックすると、
プロダクトピンとして、商品価格や商品名、詳細がわかる仕様となっています。
4-3.事例(スニーカー)
下記、ピンタレスト内のスニーカーの広告の事例です。
スニーカーをアップにしたクリエイティブで打ち出しています。
スニーカーは金額の変動が激しい為、
広告内でも幅を利かせた金額を表示させており、分かりやすい仕様になっています。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、EC事業者さまに特化して、
ピンタレストの活用方法をお伝えいたしました。
ピンタレストは、オーガニック配信、広告配信ともにECとの相性が良いですが、
まだまだ情報が少なく、「実際にどれくらいの効果が見込めるのか分からない…」
というお悩みを持つご担当者さまもいるかと思います。
弊社では、主に広告配信のお手伝いをしておりますので、
そのようなお悩みがございましたら、お気軽にお問い合わせください!