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【初心者さん必見!】読めばわかる検索広告 広告表示オプションのまとめ

検索広告は、キーワードを検索したユーザーにテキストの広告で商品やサービスを訴求できる広告です。表示できる文字数は決まっていますが、様々な広告表示オプションを活用することで限られた中で最大限に魅力を伝えることができます。

広告表示オプションは様々な種類があるので、広告運用を始めたばかりの方などは

 

・仕組みが理解ができていない

・広告表示オプション、つけた方がいいのか、どれをつけるべきなのか分からない

・種類が多くてわかりづらい

 

このように思うのではないでしょうか? 

この記事では、検索広告を始めたばかりの方でも分かりやすく、広告表示オプションについてまとめています。種類や特徴を知って、ぜひ今後の運用にお役立ていただければと思います!

※検索広告以外にも広告表示オプションはありますが、この記事では前提として検索広告表示オプションについてまとめています。

1.広告表示オプションについて

1.1 広告表示オプションとは

広告表示オプションとは検索広告が表示される際、広告の下に追加で情報を表示できる機能のことをさします。

検索広告では、広告文で表示できる文字数には決まりがあります。それだけでは伝えきれない情報を分かりやすく追加で伝えることができるのが広告表示オプションです。

 

Google検索広告では広告表示オプションは常に表示されるわけではなく、以下の場合に表示されます。

・広告表示オプションを表示することで検索結果の向上が見込まれる場合

・広告の掲載位置と広告ランクが十分に上位である場合


参考:Google広告 広告表示オプションについて

 

Google検索広告の広告表示オプションは自分で設定する(手動)ほか、広告の検索結果向上につながると予想される場合に自動的に作成される広告表示オプション(自動)があります。

ほとんどの広告表示オプション(自動)はどの広告タイプでも表示されますが、パソコンのみに表示されるものもあります。

2022年5月時点で広告表示オプション(自動)の種類は以下になっています。

【Google検索広告の広告表示オプション(自動)一覧】

・動的サイトリンク表示オプション

・動的構造化スニペット表示オプション

・住所表示オプション(自動)

・アフィリエイト住所表示オプション

・販売者評価表示オプション

・動的コールアウト表示オプション

 

広告表示オプションには手動と自動がありますがこの記事では主に手動で設定する場合について記載しています。

各広告表示オプションについては2章でまとめていますのでそちらもご覧ください。

1.2 広告表示オプションを設定するメリット

広告表示オプションは、設定することでどんなメリットがあるでしょうか?

1つ目はクリック率の向上があります。情報量が増えることで、画面に表示される面積が広がります。ユーザーが興味をもって検索した際に表示される広告を目立たせ、広告のクリックにつなげやすくしています。

2つ目は追加の広告費が不要なことです。広告の情報量は増えますが、それによっての追加費用は発生しません。通常の検索広告と同じようにクリック時に広告費が発生します。

Google広告の場合は1回のインプレッションにつき2回まで費用が発生する仕組みで、それ以上のクリックでは広告費は発生しない仕組みになっています。Yahoo!広告の場合はクリックごとに費用が発生します。

1.3 設定方法

広告表示オプションは以下の手順で設定ができます。

【Google検索広告】

①管理画面の左側のページメニュー[広告と広告表示オプション]→②[広告表示オプション]から設定・編集します。

Yahoo!検索広告】

検索広告管理画面の①[検索広告]→②[キャンペーン管理]→③[広告表示オプション]から設定・編集します。

 

2.広告表示オプションの種類と役割

ここまでで、広告表示オプションがどんなものなのか、どのようなメリットがあるのかをまとめてきました。

次は実際にどんな種類の広告表示オプションがあり、どのように活用したらいいかをご紹介します。各オプションで文字数や設定しなければならない数など決まりがあるので注意してみていきましょう。

2.1 住所表示オプション(Google)

住所表示オプションは会社や店舗の住所、所在地までの地図または距離を表示するオプションです。

住所表示オプションを有効にすると、モバイル デバイス、パソコンを問わず、検索ネットワーク、ディスプレイ ネットワーク、YouTube、Google マップ上において、店舗情報を表示できます。

ユーザーが広告から住所やそこまでの距離を知ることができるため、実店舗への来店を促すことに役立ちます。

※アフィリエイト住所表示オプション

メーカーなど自社商品を持つ場合に、商品を実際に販売する小売チェーン店を表示させ、ユーザーに見つけやすくさせるオプションもあります。


参考:Google広告 住所表示オプションについて

2.2 電話番号表示オプション(Google)/電話番号オプション(Yahoo!)

広告に電話番号を追加できるオプションです。

広告内へ電話番号や通話ボタンが表示され、タップすると直接電話での問い合わせができる仕組みになっています。URLへ遷移しなくても電話が可能なので問い合わせまでがとてもスムーズになります。

Google検索広告では広告の下に表示されますが、

レスポンシブ検索広告を使用している場合通話コンバージョン重視で入札単価を設定している場合配信可能な電話番号表示オプションがあるスマート自動戦略を利用している場合

電話番号表示オプションが広告見出しに表示される場合もあります。


参考:Google広告 電話番号表示オプションについて  Yahoo!広告 広告表示オプションについて

2.3 コールアウト表示オプション(Google)/テキスト補足オプション(Yahoo!)

表示された検索広告に簡単な説明を追加で表示するオプションです。

このオプションは広告内の見出し・説明文の次に表示されます。

使用できる文字数は半角25文字(全角12文字)、最大10個までとなります。

アカウント、キャンペーン、グループの単位で指定可能でコールアウトを表示する期間、曜日、時間帯まで設定ができます。Yahoo!広告では広告表示オプション単位でオン・オフができ、作成上限はありません。

コールアウト表示・テキスト補足オプションは広告文だけでは伝えきれない魅力や特色をワンフレーズで紹介します。「送料無料」「初回割引あり」などお得感を伝えるものや、「リピート率90%」「専門家が対応」など商品の魅力を補足するものなど比較的柔軟な使い方ができます。

設定する場合はターゲットに伝わるよう、シンプルで分かりやすい表現を心がけましょう。


参考:Google広告 コールアウト表示オプションについて  Yahoo!広告 広告表示オプションについて

2.4 サイトリンク表示オプション(Google)/クイックリンク表示オプション(Yahoo!)

サイトリンク表示・クイックリンク表示オプションは広告を閲覧しているユーザーを直接誘導するためのリンクを表示するオプションです。

使用できる文字数は半角25文字(全角12文字)で、検索結果の上と下の広告に表示されます。

Google検索広告ではPCの場合は2つ以上、モバイルの場合は1つ以上のサイトリンクオプションが必要でそれぞれ最大PCで6個、モバイルで8個が表示されます。Yahoo!広告のクイックリンクオプションは最大6個表示されます。オプション単位でオン・オフができ、作成の上限はありません。

ユーザーを直接誘導できるので、問い合わせページ・商品の注文ページなどといった見てもらいたいページを見てもらうことができ、コンバージョンまでの流れをスムーズにしたいときに役立ちます。

効果を最大限に高めるには広告グループおよびキャンペーンすべてに6個以上のサイトリンクを広告文とともに追加するといいでしょう。


参考:Google広告 サイトリンク表示オプションについて   Yahoo!広告 広告表示オプションについて

2.5 構造化スニペットオプション(Google)/カテゴリ補足オプション(Yahoo!)

構造化スニペット・カテゴリ補足オプションは事前に用意された見出し(Google検索広告ではヘッダー、Yahoo!検索広告ではカテゴリーと呼びます)から適切なカテゴリを選び、ユーザーが重視する情報のリストを表示するオプションです。

使用できる文字数は半角25文字(全角12文字)で、最低3個から、最大10個まで表示が可能です。

Google検索広告のヘッダーはパソコンに表示される場合は2つ、モバイルとタブレットでは1つのみです。アカウント、キャンペーン、グループの単位で指定可能で、Yahoo!広告では広告表示オプション単位でオン・オフができます。

Google検索広告のヘッダー、Yahoo!検索広告のカテゴリーの一覧は以下になります。

見出しとそれに伴って設定する値を必ず確認し、一致させましょう。一致しない場合は不承認につながる可能性があります。

ユーザーは広告をクリックしなくても商品サービスの特性や種類が分かり、カテゴリ分けされていることで情報が整理され、広告が見やすくなります。


参考:Google広告 構造化スニペットオプションについて  Yahoo!広告 広告表示オプションについて

2.6 価格表示オプション(Google)

価格表示オプションはさまざまな商品やサービスを価格とともに表示するオプションです。

オプションは最大8個まで商品名+価格+説明をセットで表示できます。

パソコン・モバイルのどちらでも表示が可能で、商品をたくさんクリックされても1回のインプレッションで費用が発生するのはクリック2回までとなります。

アカウント、キャンペーン、グループの単位で指定が可能です。

このオプションを使用すると広告から、商品のページにユーザーを直接誘導できます。

一目で複数の商品情報や価格を閲覧したり、比較したりできるので商品の魅力を広告内で伝えることができます。また、商品ページに直接誘導できるので、ユーザー目線でもスムーズに商品の情報を知ることができます。


参考:Google広告 価格表示オプションについて

2.7 アプリリンク表示オプション(Google)

アプリリンク表示オプションはアプリのダウンロードリンクを表示するオプションです。

広告見出しのほか、リンクをクリックすることでもアプリへのアクセスが可能になります。

見出しをクリックするとウェブサイトが開き、リンクをクリックするとアプリストアのアプリの説明ページが開きます。この時、ユーザーが利用しているデバイス(iPhoneやAndroidなど)専用ストアの説明が自動的に表示される仕組みになっています。

アプリリンク表示オプションは1つのテキスト広告に対して1つしか表示されません。

アカウント、キャンペーン、グループの単位で指定が可能です。


参考:Google広告 アプリリンク表示オプションについて

2.8 リードフォーム表示オプション(Google)

リードフォーム表示オプションは、ユーザーが広告から直接フォームで情報を送信できるリンク先を表示するオプションです。

リンク先へアクセスすると、メールアドレスや電話番号などの連絡先を送付することができるようになり、Google広告から見込み顧客を管理できます。

検索キャンペーン、動画キャンペーン、ファインドキャンペーン、ディスプレイキャンペーンに追加可能で、使用には以下の条件があります。

・ポリシーを遵守してきた実績があること

・グーグル広告アカウントが対象のカテゴリまたはサブカテゴリであること。

・ビジネスに関するプライバシーポリシーを定めていること

・検索キャンペーン、動画キャンペーン、ファインドキャンペーンまたはディスプレイキャンペーン

・Google広告の合計費用が50,000米ドル(米ドル以外の通貨でアカウント管理している場合はその通貨の月別平均換算率により米ドルに換算される)

 

このオプションを設定すると見込み客などのリードを獲得することができ、商品やサービスの売り上げを伸ばすことに役立ちます。


参考:Google広告 リードフォーム表示オプションについて

2.9 プロモーション表示オプション(Google)

プロモーションの詳細は最大2行のテキストで表示されます。

広告の下に見込み顧客の目を引く読みやすいフォーマットで表示され、クリックすると特別セールやスペシャルオファーのページに直接移動します。

商品やサービスを目立たせることができるので、見込み顧客がお買い得情報を見つけて、お客様のビジネスに新たな売り上げをもたらしてくれるようになります。

期間限定セールや祝日・行事などに合わせてたプロモーションで使用するといいでしょう。


参考:Google広告 プロモーション表示オプションの概要

2.10 画像表示オプション(Google)

画像表示オプションは、既存の検索広告に関連性の高い画像を表示させるオプションです。

画像は最大20枚までアップロードが可能で、利用には以下の要件を満たしている必要があります。

・ポリシーを遵守してきた実績がある

・グーグル広告アカウントが対象のカテゴリまたはサブカテゴリである  ※デリケートなカテゴリまたはサブカテゴリは対象外

・開設から90日以上経過している広告アカウントであること

・有効なキャンペーンがありテキスト広告を表示する検索キャンペーンを運用しているアカウントであること。

 

表示させられる画像の要件は以下になります。

※ファイル形式:PNG、JPG静止GIF ファイルサイズ上限:5,120KB 重要なコンテンツを画像の中央寄り80%以内に配置推奨

 

不承認を防ぐため、ガイドラインやフォーマットを確認の上設定しましょう。

具体的な画像のイメージや仕様はこちらから確認できます。

画像表示オプションを使用すると、商品やサービスが一目で分かる画像で伝えたいメッセージを強化することができます。

このオプションを使用することで、クリック率が平均 10% 上昇することが明らかになったとGoogl広告でも伝えています。


参考:Google広告 画像表示オプションで魅力的な検索広告を配信する  Google広告 画像表示オプションについて

3.まとめ

いかがでしたでしょうか?

広告表示オプションには様々な種類がありますが、どれも広告の品質を高め、クリック率向上に役立ってくれるものばかりです。できる限り設定しつつ、広告で伝えたいサービスやビジネスに応じて上手に活用してみてください。

 

・記事を読んでもなかなか理解できない

・検索広告をもっと上手に運用したい

・自分のビジネスにどのように活用できるか知りたい

 

そんな広告主様は以下のフォームからお問い合わせ・ご相談ください!

バリュークリエーションでは検索広告のプロが運用をサポートしています。

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