2023.10.24
KNOWLEDGE
Meta広告の認知度指標「広告想起リフト」とは?
普段、web広告を扱われるご担当者様の中には、
サービスやブランドの認知度アップをしていきたいが、
成果はどのように追っていくべきか?
と考えられる方も多いのではないでしょうか?
Googleアナリティクスなどの計測ツールをでも、webサイトのアクセスを分析できますが、
Meta広告のメニューで「広告想起」という指標があるのはご存じでしょうか?
認知度アップやブランディングを強化したいご担当者様はぜひ今回の記事をご覧になってください。
1.Meta広告の認知アップ施策とは?
Meta広告の認知度を図る指標としては、
クリック単価(CPC)目的の配信と、
表示単価(CPM)目的の配信の大きく2つがございます。
1-1.トラフィック(CPC)目的
まず、クリック単価目的の配信ですが、
Meta広告のキャンペーン作成時に「トラフィック」を選択することで、実施できます。
この場合、広告が「クリックをしやすい人」へより最適化が進むようになり、
webサイトへのアクセスを最大化することに貢献しやすくなります。
広告の遷移先へ多く集客をしたい会社様や、
遷移先でのPVや滞在率などを追われる会社様には
相性の良いメニューとなります。
1-2.認知度(CPM)目的
次に、表示単価目的の配信ですが、
Meta広告のキャンペーン作成時に「認知度」を選択することで、実施できます。
この場合は広告表示が最大化になるように最適化が進むため、
ブランドロゴを多く露出したい会社様や、サービスのビジュアルを訴求したい会社様には
相性の良いメニューとなります。
2.推定広告想起リフト(人)とは?
2-1.推定広告想起リフト(人)の指標とは?
Meta広告の広告指標の一つに「推定広告想起リフト(人)」があります。
推定広告想起リフト(人)とは、広告を見てから2日以内に広告を想起すると推定される人数」とされています。
過去数日間にFacebookで[ブランド]の広告を見た覚えはありますか?」という質問に、
「はい」と答えると予想される利用者の人数の増分として定義されます。
※参照:https://www.facebook.com/business/help/1029827880390718?id=429023050853196
2-2.確認方法
この指標は、配信目的を「認知度」に設定した場合に利用できます。
確認方法は、表示回数やクリック数となどと同様に、
広告管理画面の「パフォーンマンス」より任意選択することで確認ができます。
推定広告想起リフト(人)は「人数」を表す指標となるため、
推定広告想起リフト率、推定広告想起リフトの単価(人)も確認が可能です。
3.ブランドリフト調査とは?
3-1.ブランドリフト調査とは
Meta広告には、ブランド認知施策の影響を把握するために、
ブランドリフト調査が用意されています。
ブランドリフトとは、
ブランディング施策を実施するターゲット、実施しないターゲット別に
アンケート結果をもとに施策の効果を把握する手法です。
3-2.ブランドリフト調査の仕組み
Metaのブランドリフト調査では、
ブランディング施策の接触グループと非接触グループを作成します。
その上で、広告想起、ブランドの認知度、メッセージの関連などの項目について
両グループの利用者に同様のアンケートを実施し、パフォーマンスの差を計算します。
この差が、Meta広告によるブランドリフト効果になり、
自動収集された分析結果をもとに、ブランディング施策の影響を把握することができます。
4.Meta公式事例
Metaの公式の成功事例として、KitKat Chocolatory Australiaの
クリスマスキャンペーンの事例が紹介されています。
結果として、ブランド認知度が23ポイント向上、オンラインでの売上のリフトが3倍となり、
年間売上の3分の1以上を獲得する結果となりました。
※参照:https://www.facebook.com/business/success/kitkat-chocolatory-australia
ターゲットを広めに設定することがMetaの推奨でもあるので、
オーストラリア在住の18~54歳の幅広い利用者をターゲットに設定
していることも成功要因と言えます。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、Meta広告の認知指標であるブランド想起を中心にお話しました。
また、ブランド想起リフトテストについては、
Meta広告だけでなく、Google、LINEなどの媒体でも実施可能なメニューとなります。
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などございましたら、ぜひ、お問い合わせください。