2020.08.26
KNOWLEDGE
2020年に新登場!Googleファインドキャンペーンとは!?
2020年上半期に正式にリリースされた「ファインドキャンペーン」について概要から設定方法、実際に運用してみた結果までご紹介していきます。これから注目される更に注目されるキャンペーンなのでぜひチェックしてみてください。
Googleファインドキャンペーンとは?
GoogleのDiscover、YouTubeホームフィード・次のおすすめフィード、Gmailにテキストと画像を組み合わせて広告配信ができるキャンペーンです。
これらの3つの配信面を通じて、月間28億人ものユーザーにリーチすることができるので、見込み客に対して幅広くアプローチすることができます。
トピック内に表示されるので自然な形で広告をユーザーに届けることができます。さらに、カルーセル形式で広告配信可能なので一度にたくさんの魅力を写真で伝えることができます。
通常のディスプレイ広告との違いを簡単にまとめてみました。
■ターゲティング手法
GDNはcookieを利用するのに対して、ファインドキャンペーンはGoogleのログインユーザーの情報を活用してユーザーの動向を使用するためより精度の高いターゲティングが可能となります。
■ターゲティングメニュー
配信面があらかじめ決まっているため、GDNで使用できる以下のターゲティングは使用することができません。
・カスタムアフィニティ
・トピックターゲット
・プレースメント
・コンテンツキーワード
■クリエイティブ
GDNは単体画像のみで訴求する広告ですが、ファインドキャンペーンではカルーセル訴求が可能になっています。ユーザーに画像を使ってより魅力的に訴求することができるようになりました。
ファインドキャンペーンの入稿方法
それでは入稿方法についてご紹介します。
キャンペーンを作成する画面で「販売促進」「見込み顧客の獲得」「ウェブサイトのトラフィック」「目標を指定せずにキャンペーンを作成する」を選択すると赤枠のようにファインキャンペーンを選択することができます。
キャンペーンタイプを設定して、通常通り広告グループに必要な情報を入れて設定します。
クリエイトティブの設定画面まで進むと「ファインド広告」または「ファインドカルーセル広告」の2種類のフォーマットが出てきますので入稿したい形式進めていきます。
「ファインド広告」「ファインドカルーセル広告」それぞれの入稿に必要な情報は以下の通りです。
・ファインド広告
広告見出し:半角40文字以内で最大5個設定可能
説明文:半角45文字以内で最大5個設定可能
画像:最大15枚登録することが可能
└横長画像(1.91:1): 最小サイズ: 600×314 推奨サイズ: 1200×628
└正方形の画像(1:1): 最小サイズ: 300×300 推奨サイズ: 1200×1200
ロゴ:最大5枚登録することが可能です。最小サイズ128×128 。推奨サイズ 1200×1200
最終ページのURL
行動を促すフレーズのテキスト:11種類+自動から選択が可能
・ファインドカルーセル広告
画像の設定以外はファインド広告と同じです。最大の違いであるカードの作成に説明します。
カード画像:1つの広告に2枚~10枚までカードを追加することができます。
アスペクト比が 1.91:1 またはスクエアの画像のみを使用できます。
すべての画像のアスペクト比が同じになるようにしてください。
カード広告に付随する広告の見出しと最終ページURL、CTAを設定することができるので
カードによって訴求内容と遷移先を変えることができます。
ファインドキャンペーンの注意点
ファインドキャンペーンの注意点を改めてご紹介させていただきます。
1.配信可能な枠が限られているため、配信面の指定や媒体の指定をすることができません。
2.自動入札のみ対応しているので、個別単価設定を使用した入札戦略が使用できません。
3.自動化で最適化されるため、フリークエンシーキャップや広告のローテーションは使用できません。
配信面のユーザー層が幅広いので、リターゲティング等ある程度ユーザー層を絞ったほうが効果的に訴求できる可能性が高いです。
実際に配信してみた結果…
実際に通常のリマーケティングとファインドキャンペーンを使用したリマーケティングの結果の比較です。若い世代をターゲットにした問い合わせをCVとしたアカウントの配信例となります。
4つの指標全てで通常のリターゲティングを上回る結果となりました。特にCPAは約1/3となっており、大きな効果を上げることができました。
こちらの結果は一例ですが、うまくファインドキャンペーンを使用することにより効果が改善される可能性もあります。
まとめ
今回ご紹介したファインドキャンペーンはGoogle広告では珍しいインフィード広告のタイプとなっています。
GoogleのDiscoverはユーザーの趣味・嗜好に合わせた記事が出てくるので、流し見ではなくじっくり見られる傾向にある配信面です。
使い方によっては、現状の広告より成果の上がる可能性の秘めたキャンペーンなのでぜひお試しください。導入に不安がある場合はお気軽にご相談下さい。