2020.11.30
KNOWLEDGE
【SNS運用者必見】Meta広告の20%ルール撤廃!!
Meta広告には様々なクリエイティブの広告があります。差別化をするためにはユーザーにとって魅力的な広告かつ、配信されやすいクリエイティブにしていく事が重要です。
2020年9月、Meta広告を運用するものにとって要注目の、大きなアップデートが実装されました。それが、Meta広告の「画像内テキスト量制限の撤廃」です。
今回は、いわゆる「20%ルール」として有名だったMeta広告の仕様変更について詳しくご紹介します。
Meta広告の画像内テキスト量制限とは
Metaで広告を配信する際には、守らなければならないルールが複数あります。
「画像内テキスト量制限」もそのひとつで、広告配信に使用する画像の画像面積のうち、テキストが20%以上含まれていた場合に広告の配信量が大きく減少もしくは非承認となるルール。
そのため、以前はユーザーに伝えたいメッセージに関してビジュアルに落とし込む工夫が必要でした。
ルール撤廃による変化
■テキスト量過多では広告が非承認にならなくなった
「画像テキストの割合が高い広告は表示されない場合があります。」という表記がページからなくなりました。アップデートの公表は9月17日でしたが、その少し前からテキスト量が多めの広告でもこの表示がされなくなり、配信ボリュームも遜色なくなりました。
■テキストオーバーレイツールが利用できなくなった
作成した広告用画像に含まれるテキスト量がどれほどか、審査前に確認できるツールとして「テキストオーバーレイツール」が提供されていました。これが現在では利用できない状態となっており、アクセスしようとするとヘルプページにリダイレクトされます。
これからの広告画像
■参考
左:20%ルール適用時のバナー
右:ルール撤廃後のバナー
これまで、文字で伝えたい情報は「見出し」や「メインテキスト」の部分でユーザーに示すしかありませんでした。
しかし、ルールが撤廃されたことにより、テキストを優れたビジュアルと併せて表示し、ユーザーに強く打ち出すことが可能になりました。
すでにMeta上には以前と比べてテキスト量が多い広告画像が多く流れるようになっています。
テキスト量制限の撤廃はどの商材の広告であってもバナーデザインの幅を大きく広げられるものですが、とくにウェビナーなどの集客や、期間限定のキャンペーンなど、情報量が多い訴求では有利に働くかもしれません。
注意点
Metaがルールの廃止後もテキスト量を減らすことを推奨しており、画像や動画に用いられるテキストの割合が20%以下であると広告の配信効果が高まる可能性があります。 従って、テキストオーバーレイツールが廃止された今も広告のパフォーマンスを高めるためにテキスト量の配分が非常に重要になってきます。
広告を見たユーザーがどのようなアクションをとるのかを決めるのはそのユーザー自身です。商材ごとに、テキストが多い画像と少ない画像を柔軟に切り替えながら対応していく必要があります。
セーフゾーンについて
20%ルールは撤廃されましたが、テキスト配置のセーフゾーンも一緒に覚えておきましょう。
ストーリーズ広告とリール動画の広告では、重要なブランド要素が確実にセーフゾーン内に表示されリールのユーザーインターフェイスに重ならないようにするために、辺縁部(上部、下部、側部)に重要なクリエイティブ要素やテキスト、ロゴを置かないように推奨されています。これにより、広告の重要な要素が切り取られたり、プロフィールアイコンやCTAに覆われたりするのを避けることができます。
※リール動画の広告に免責情報を含める場合は、広告の下部40%にテキストやロゴなど重要なクリエイティブ要素を置かないようにしましょう。
参照元:https://www.facebook.com/business/help/980593475366490?id=1240182842783684
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「画像内テキスト量制限の撤廃」についてご紹介しました。
Meta広告をはじめ、WEB広告はこうしたアップデートで新機能や仕様の変更が実装され、これまで出来なかったことができたり、逆に出来なくなったりと常に変化しています。アップデート情報に目を光らせ、最新の仕様に合わせた広告運用をすることが、成果を向上するコツのひとつだと筆者は考えています。
弊社では、媒体プラットフォームの担当者と定期的にミーティングを行うとともに、各種ウェビナーに参加し最新情報を社内で共有。クライアント様には常に最先端のご提案ができる体制を整えております。
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