2021.03.19
KNOWLEDGE
【リスティング広告】初心者必見!CVRが高い広告文のつくり方(保存版)
はじめに断言します。リスティングの広告文作成においては、”クリエイティブなコピー”は必要ありません。
基礎が分かれば誰でも成果を上げることができる。それがリスティング広告なのです。
今回は、リスティング初心者の方や独学で取り組まれている方向けに「リスティングの広告文」のつくり方を解説します。
1.リスティングの広告文はキーワードよりも重要
リスティング(検索連動型)広告といえば、「キーワード」と思われるかもしれません。ですが、リスティング広告において広告文はキーワードよりも重要です。
それは、CVR(コンバージョン率)の高いキーワードはある程度決まっており、キーワードでは差別化が出来ないからです。
つまり、競合他社と差別化するために広告文は重要な役割を果たしてくれるのです。
以下の項目に当てはまる方は、今すぐ本記事をチェックしてください!
そもそも何を広告文にすればいいのかわからない…
広告文の案がいくつも浮かばない…
広告文の良し悪しを判断できてない…
2ヵ月以上広告文を変えていない…
どのグループでも同じ広告文を使い回している…
どうすれば上位表示されるのか知らない…
2.【初級】リスティング広告文に必要な7つのポイント
【初級1】配信キーワードを広告文に含めるべし
基礎中の基礎、広告文の見出し1、説明文1には、必ず配信キーワードを含めましょう。
何故ならGoogleは、「広告の関連性」を指標に広告の良し悪しを判断しているからです。
「広告の関連性」は2つの要素で評価が決まります。
1.広告文に、配信キーワードが含まれているか。
2.広告文に、LP(ランディングページ)内のテキストが含まれているか。
配信キーワード:東京 転職
広告文:東京で転職するなら■■
配信キーワード:東京 転職
広告文:神奈川で年収が高い求人
【初級2】LP内のキーワードを広告文に含めるべし
前段で説明したように、広告の関連性を上げるには、LP内のテキストを含んでいる必要があります。
ただし、LP内にあれば何でも使っていい訳ではありません。
結論から言います。LP内の<title></title>タグで囲われたテキストを入れると、最も関連性が高くなります。
▼<title>タグの探し方
1.LPページを開いて「Ctrl+U」を押しサイトのソースコードを確認してください。
2.ソースコード内で「Ctrl+F」を押し、「<title>」と検索しましょう。
3.<title></title>で囲われたテキストから、広告文に使えそうなキーワードを抽出しましょう。
【初級3】サービスのUSP(強み)を言語化するべし
広告文作りの準備として、自社のUSP(強み)とは何か考えましょう。
それは「どんなサービスですか?」と聞かれた時に、一言で言い表せるキーワードが良いでしょう。
では、いくつか具体例を見てみます。
・メルカリ
“スマホから誰でも簡単に売り買いが楽しめるフリマアプリ”
・DAZN (ダゾーン)
“「ライブスポーツが一番観られる」サービス”
・スターバックス
“家でも職場でもない「サードプレイス」”
USPは、顧客へのメッセージであり、セールスポイントですから、他社との差別化になります。必ず言語化しておきましょう。
【初級4】ユーザーニーズをとらえるべし
「ユーザーニーズ」は、検索結果から考えることが出来ます。
実際に見てみましょう。
1.自然検索結果の上位表示記事タイトルを見る。
「リスティング広告」
初心者向けの内容や「そもそも何なのか?」というニーズが見えてきます。
では何故、上位表示の記事タイトルがニーズだと言えるのでしょうか?
それは、Googleのアルゴリズムが膨大なデータから検索表示順位を、決定しているからです。
2.ページ下部の一緒に検索されているキーワード群を見る。
「リスティング広告」
一緒に検索されるキーワードから、検索者の「費用」や「代理店」というニーズが見えてきますね。検索結果で浮き彫りになったニーズを広告文に盛り込むことで、CTRやCVRを上げることが出来ます。
3.一番最初に出てくる情報を見る。
「東京 ラーメン」
飲食店の場合、分かりやすいです。
シンプルに「近場で探す」ニーズが強いわけです。(しかも位置情報が優先されます。)
地図情報が真っ先に出てくる検索キーワードでは、必ず広告文に地名を含めるべきとわかります。
良い例◯ | 悪い例× |
位置情報:渋谷区恵比寿
広告文:恵比寿で大人気のラーメン店 |
位置情報:渋谷区恵比寿
広告文:東京で大人気のラーメン店 |
【初級5】常に3~4つの広告をONにするべし
Google広告では、複数の広告文を設定することで自動で最適な広告文を表示するようになります。
Google広告のヘルプページでも明記されています。
広告文が1つだけの場合、例え効果が悪くても選択肢が1つしかないため一向に改善しません。
また、5つ以上など多いことも推奨されていません。それは広告文1つあたりのデータ量が分散することで逆に最適化の学習を妨げてしまうためです。
【初級6】鉄板表現を試すべし
先人の知恵は、スタートから使い倒しましょう。
以下にCTR・CVRが上がりやすいテキスト訴求を列挙しました。
・「【公式】」(公式は鉄板中の鉄板)
・「●●限定」(限定感を出す)
・「~~なら」(語尾に迷ったら)
・「無料」(無料お試し・送料無料など)
・「×××円」(価格を入れる)
・「20××年」(時期)
・「プレゼント」(もらえる=メリット)
・「最大」「最短」「No.1」(最大表記)
※最大表記は、Yahoo!広告では客観的な調査データと一緒に表記しない場合、広告審査に落ちてしまいます。
【初級7】キーワードが多すぎる場合は、グループで分けるべし
グループは、「広告文を分けるべき」キーワードごとに分けます。
3.【中級】広告文で時間をかけるべき3つの要素
【中級1】デバイス別の見え方を意識する
同じ見出しでも、モバイルでは「プレゼント」が見えなくなっています。
どちらのデバイスでも、意味が通じる・魅力が伝わるようにテキストを配置しましょう。
“文章として適切か?”よりも、“見える位置に置く”ことが大切です。
【中級2】見出し1・見出し2をABテストするべし
中級1で示したように、常に見える位置にある見出し1・見出し2は広告文の効果を左右する重要な要素です。ABテストする際は、見出し・説明文を全て変えるのはやめてください。
“見出し1だけ”、”見出し2だけ”変えた広告文を用意し、一番影響度の高い位置でテストをします。
そうすることで、低コストでABテストできるのです。
【中級3】絶対ダメ!NG例を知るべし
・抽象的な表現は控える。
・類語の連続は勿体ない。
・時期要素は管理に気を付ける。
4.広告文ノウハウを体系化すれば、勝ち続けられる
広告運用で効果が出るか、出ないかの差は「知ってるか・知っていないか」の差です。
9割方のことが、「知っている」だけで解決でき、それが効果に直結するのです。
「知らない人」は本来ならばスキップできたはずの事も、広告費をかけなければわかりません。ですので知らず知らずのうちに無駄なコストをかけてしまうことに…。
5.リスティング広告文作りに"センス"はいらない
リスティング広告の運用にセンスは必要ありません。
体系化されたノウハウ・知識を身に付けるだけで、成果を上げることのできる広告です。
ただ今、インハウスで運用を行っていきたい企業様向けにリスティング広告アカウント診断を行っております!
「リスティング広告 アカウント診断」とは?
アカウント診断で得られること
・競合他社の事例から学べます。
・現状の課題が見える化します。
・KPIの見直しができます。
・どこにコストをかけるべきかが分かります。
・効果を上げる方法論がわかります。
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