2019.06.27
KNOWLEDGE
リスティング広告の効果が悪い!?そんな時に確認すべき4つのポイント【2020年最新】
「リスティングの効果が悪い…」
そんな時、運用代理店に改善案をもとめて、終わり、、ってことはないですよね?
広告主「リスティング効果悪いんだけど、改善案ないかね?」
代理店担当者「キーワードの調整、単価の調整等できることは全て行っています。なので原因はCVRです。LPを改善してください。」
広告主「うーん…そうなのか(本当かな)。。どこを改善すれば…?」
代理店担当者「ECはカートが最重要です、カートをすべて・・・」
ちょっと、待ってください!!!
本当に”出来ることはすべて”調整しているんでしょうか?
リスティング広告は、数年いや1年でも
大きな変化をしており、効果を出すための機能や施策も変わりつつあります。
心当たりはないでしょうか。
数年前から代理店の提案する施策は同じではないですか?
もし、効果を上げるために必要な機能が、使われずに放置されているとしたら・・・?
でも、ご安心ください。
そんな悩める担当者のために簡単なチェックポイント【2020年最新版】をご紹介したいと思います
1.拡張テキストのフル活用
広告代理店にまかせているので、アカウントの内部はよくわからない?
そんな時は、実際に表示される広告文をチェックしてみましょう!
広告文の内容もありますが、ここで確認するのはパッと見てわかる「拡張テキスト」です。
なぜ確認するのか?
それは、リスティングにおける「拡張テキスト」は最低限やっておくべきポイントだからです。
やっておいて効果が良くなることはあっても、悪くないことはないのです。
むしろ、やらないことで効果が良くないのは機会損失ですよね?
▼「拡張テキスト」確認の仕方
Googleで自社の広告を検索し、広告文を見てみましょう。(下はスマホ表示)
Googleの場合、「拡張」にあたるのは、「広告見出し3」と「説明文2」です。
「広告見出し3」は「|」で区切られているので、分かりやすいですね。
「説明文2」は前の文から続いていて分かりにくいですが、半角スペースが開いているので、確認してみましょう。
※確認時の注意と補足
・「広告見出し3」と「説明文2」は必ず表示されるテキストではありません。たまたま表示が無い場合もあります。ですので、いつ検索しても該当の箇所のテキストが無いという場合に、拡張されていない可能性があると認識してください。
・リスティング広告はCPC課金ですので、遷移テスト等でない限り、クリックはしないようにしましょう。キーワードによっては1,000円以上課金されるものもあります。
・Yahoo!の場合、「見出し2」が拡張にあたります。「見出し3」と「説明文2」は現在ありません。
▼「パス」の確認
他にも、URL箇所をテキストで補完できる「パス」が存在します。
拡張テキストと同時に「パス」もチェックしてみましょう。
「パス」は2か所。表示URLのあと、「/」で区切られています。
設定は、1つだけでも可能ですので、内容に合わせて補足テキストを追加してみましょう。
パスをうまく活用することで、広告文の訴求力を強化できます。
※Yahoo!も「パス」が存在します。Yahoo!では、「ディレクトリ」という名称です。
2.広告表示オプションのフル活用
「拡張テキスト」同様に、パッとみてわかるポイントの2つ目です。
こちらもやっていないなら、確実にやっておいた方が良いでしょう。
▼「広告表示オプション」の種類
オプション名 | 優先度 |
サイトリンク | ★★★ |
コールアウト | ★★★ |
電話番号 | ★★★ |
構造化スニペット | ★★ |
価格表示 | ★★ |
住所表示 | ★★ |
メッセージ表示 | ★ |
※★優先度は1~3の3段階です。
これだけあります。優先度の高いものから確認しましょう。(※ECであるか、店舗であるか等、サービスの業態や広告の目的によっても優先度は変わります。)
▼「広告表示オプション」確認の仕方
Googleで自社の広告を検索し、広告文を見てみましょう。(下はスマホ表示)
▼広告表示オプションの表示条件
“広告表示オプションを追加しても、広告に常に表示されるとは限りません。広告表示オプションが表示されるのは以下の場合です。”
“広告表示オプション(または広告表示オプションの組み合わせ)を表示することで、掲載結果の向上が見込まれる場合。
広告の掲載位置と広告ランクが十分に上位である場合。広告表示オプションを表示するには、一定以上の広告ランクが必要です”
※引用:Google広告ヘルプ
3.競合の状況
リスティング広告の単価は、競合の入札状況によって大きく左右されます。
ここで確認したいのは、会社名、ブランド名、商品名などの指名系キーワードです。
・検索して確認
ブランド名、会社名、商品名で検索したときに、他社の広告が上位に表示されているのであれば、必ず対策をしましょう。
・レポートで比較
リスティングは、検索順で結果が左右されます。シンプルに言えば、上位に表示される可能性が高いほど、効果が良くなります。
これを「インプレッションシェア」「インプレッションシェア損失率」で数値化されています。(アカウント内で確認できる項目です。)
上の図のように、数値化されます。損失率が高いもの、特に指名系キーワードで、2桁以上の場合は他社の出向状況を気にした方がよいでしょう。ただし、商標だとしても「部分一致」によって表示される場合もあるので、順位が1位でもここが0%になることはほぼありません。
・ツールを活用して比較
有料のPPC調査ツールを使えば、競合の出稿状況を調べることもできます。(上記はkeyword map)
4.細かなチェックと調整
結局のところ、
リスティング広告の効果を向上させる、維持させるためには、細かなチェックや調整をし続けるのが最適解です。
もちろん、調整をし続けていても、市場の変化や外的要因によって効果が悪くなることがあります。しかし、細かなチェックをし続けていることで、何が原因か、何が作用しているかを見極めることができます。
前段のポイント以外に、下記のようなポイント(一部)があります。これを確認するだけでも効果改善の可能性があります。
リターゲティングを実施している
指名系配信をしている
入札単価比率を設定している
検索クエリ除外をしている
プレースメント除外をしている
拡大テキスト広告、RSAは使い分けられている
ITP対策は済んでいる
チェックポイントの軸は常に同じであることが重要です。
市場や競合動向に対し、運用する担当者が変わるたびに異なる軸でのチェックをしていては、何が原因なのか見極めることが難しくなるからです。
弊社の場合は、リスティング広告におけるノウハウを明文化し、チェック&管理しています。効果に影響を及ぼすポイントを熟知しているので、あらゆるアカウントの改善案を即座に可視化することが出来ます。
弊社では、このノウハウリストを活用&更新することで、品質を担保しております。
【この記事の内容は、2019年6月27日時点の内容です。】
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■画像利用:ぱくたそ