2022.08.18
KNOWLEDGE
【広告運用担当者必見】Microsoft広告の基本について
米国マイクロソフトは、2022年5月31日より、広告サービス「Microsoft Advertising」の日本展開を開始しました。
マイクロソフトの傘下にある検索エンジンやニュースコンテンツなどに、検索広告・ネイティブ広告・ショッピング広告といった広告を配信することができ、将来的には約10億人もの消費者に向けてリーチのできる媒体として、現在注目を浴びています。
今回はそんな注目の「Microsoft広告」の基本概要と活用方法を解説していこうと思います!
1.Microsoft広告とは?
Microsoft広告とは、文字通り、Microsoftの提供するサービスに広告を出稿できるサービスとなります。
主にリスティング広告(検索連動型広告)とされており、検索キーワードに反応した広告配信によって顕在層の獲得がしやすい配信方法となります。
主な配信面としては、Bingの検索ページやMicrosoft Edgeのスタートページなどが中心です。
上記の配信面に対し、リスティングやショッピング、ネイティブといった広告を配信していくこととなります。
1.2Microsoft広告の可能性について
主にMicrosoft広告が配信される先は、上記で挙げた通り、Microsoftの提供するサービスに広告を出稿できるサービスです。
代表的なものとして挙げられるのが、Microsoft Edgeになります。
こちらは、Microsoft社の提供するwindows OSに搭載されている基本ブラウザになります。
日本ではwindowsが主流で使われており、初期設定のままMicrosoft Edgeを使用している方も珍しくありません。
特に、このような傾向は会社で支給されているPCを初期設定のまま使用している方に多いです。
現在日本では、7000万~8000万台のPCにMicrosoft Edgeがインストールされており、そのユーザー数もほぼ同等です。
このような側面から、Microsoft広告はBtoB商材の広告配信と相性の良いものとして挙げられます。
また一方では、Windows10への移行に伴い、初期搭載の検索エンジンであるBingの使用率が増えております。
検索エンジン媒体の利用率として、2022年7月の最新データにてGoogle:71.6%、Bing:16.5%、Yahoo:10.9%とされており、検索エンジンの99%がこの3つで占められています。
圧倒的にGoogleの利用率が高いですが、Bingの利用率も少しずつ伸びており、Yahooの利用率を2022年3月で上回り、Googleの利用率も奪っています。
※出典先:https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/desktop/japan
これまで、Bingに配信する場合、Yahooからの出稿のみでしか配信できませんでしたが、欠点として、Bing以外の提携サイトにも配信されてしまい、Bingのみへの配信はできませんでした。
ですが、Microsoft広告を使用することで、集中的にBingへ配信することが出来るようになりました。
Bingの利用者が増えている今、GoogleやYahooだけでなく、リーチを広げる施策として、Microsoft広告が有効な手段となりうる可能性が十分にあるといえます。
2.Microsoft広告の機能について
Microsoft広告では、下記目的に合わせた運用が可能です。
・ウェブサイト集客
・店舗集客
・コンバージョンの獲得
・お問合せの増加
・ショッピング広告でのEC売上増加
そしてこれらの目的に合わせて、最適な広告配信タイプを選択していきましょう。
Microsoft広告の広告配信タイプは数多く存在します。
・動的検索広告
・拡張テキスト広告
・ショッピング広告
・マルチメディア広告
・レスポンシブ検索広告
・アプリインストール広告
・Microsoftオーディエンス広告
・Bingスマート検索でのマイクロソフト広告
これらの広告タイプを駆使して、商材に最適な配信をしていきましょう。
3.Microsoft広告のメリット
Microsoft広告の市場状況や広告配信についてお話してきましたが、実際Microsoft広告を始めるにあたり、どんなメリットがあるのかを解説していこうと思います!
3.1Google広告やFB広告をインポートできる
すでにGoogle広告やYahoo広告を利用している広告主であれば、そちらのデータをそのままインポートして運用できるのが、大きなメリットの一つです。
こちらを利用することで、一から入稿作業を行うといった手間が省けます。
管理画面についても、Google広告の管理画面の操作方法もさほど変わりはないため、非常に導入しやすい仕様となっています。
3.2Googleユーザー以外にリーチできる
Microsoft広告はGoogle検索ユーザー以外のユーザーへリーチできます。
上記で述べた通り、Googleが圧倒的なシェアを保有しているものの、それ以外の検索ユーザーが日本国内に約30%存在しています。
上記の数値を見るだけでも、相当数のユーザーにリーチ出来ることがわかります。
これまでGoogle広告での配信がメインとされてきましたが、web広告運用を始める企業が増えたことにより、寡占状態になってしまっているのも確かです。
そのような状況下において、新たなユーザーへのリーチ施策としては、非常に有効な施策ではないかと思われます。
3.3新たなネットワークへの配信
Microsoftの検索ネットワークは、Bing、Yahoo、AOL.comがあり、さらにこちらの検索パートナーサイトにも出稿することが可能です。
最近のニュースでは、Netflix社と業務提携を行い、セールスパートナーにMicrosoft社を選んでおります。
これはNetflix社の加入プランの変更に伴ったもので、こちらは2023年前半より行われるようです。
Netflix社プレスリリース↓
https://about.netflix.com/ja/news/netflix-partners-with-microsoft
これにより、検索ユーザー以外の幅広いユーザーにアプローチすることが可能になります。
最近ではAmazonPrimeやAbemaといったネット番組のサービスでも、当たり前のように広告が表示されることから、Netflixもユーザーに違和感なく広告配信がされるようになるでしょう。
4.Microsoft広告の始め方について
これまでの説明で、Microsoft広告について興味を持たれたかたも多数いらっしゃると思います。
次はMicrosoft広告の始め方について解説していきます!
4.1Microsoftへログイン
Microsoft広告を始めるには、Microsoft社の公式ページより開始してください。
https://about.ads.microsoft.com/ja-jp/get-started/sign-up
こちらのページの「今すぐ始める」をクリックすると、登録をすることが出来ます。
次の画面にてログイン画面が出てきますが、こちら登録していない方は登録してから先に進みましょう。
登録済みの方は、サインインして始めましょう。
サインインをすると下記画面になりますので、こちらから設定を開始していきます。
4.2広告インポート
上記項目でも説明しておりますが、Microsoft広告のメリットとして、Google広告とFacebook広告からのインポートが可能になっております。
最初に表示された下記のボタンより、インポートも可能ですし、管理画面からのインポートも可能です。
こちらの注意点としては、インポートするアカウントを間違えずに行うことですので、操作を行う際はきちんと確認しながら行いましょう。
4.3広告配信の準備
Microsoft広告を配信する順序は以下の通りです。
①キャンペーンを設定する
まず初めに広告キャンペーンの設定を行います。
おおよそでいいですが、日予算をあらかじめ決めておきましょう。
入札についても、獲得or流入によって違いますので、目的に沿って選択しましょう。
②ターゲットの設定
広告を表示するエリアとターゲットを設定します。
国内配信を選択したい方は、「特定の地域を選択」より、配信地域を限定してください。
ターゲットについても、配信する層を顕在層か潜在層にするかによって変わってきますので、こちらも目的によって選択しましょう。
※現在「日本」の地域・言語指定が出来ませんので、日本国内のみの配信の場合は、実装されるのを待ちましょう。
③広告グループの設定
こちらでは実際にキーワードを入力していき、そのキーワードに沿って配信がされるように設定します。
商材によってキーワードは様々なので、こちらについてはキーワードに関する詳細情報やアイデアを得るといった欄より、キーワードの候補を集めて入力してみましょう。
④広告の作成
最後に、広告の設定画面です。
遷移先の入稿URLや見出し、説明文を順に入力していきます。
複数個用意して入稿しましょう。
また、モバイルで入稿が違う場合は、必ずページ下部のモバイルURLの入力をするようにしましょう。
上記手順で広告の一通りの作成は完了です。
5.最後に
Microsoft広告は、2022年5月31日に日本でサービス展開をしたばかりで、現在競合が少ない状況です。
web広告を配信する企業が増え、新たな打ち手を模索している企業様にとっては、Microsoft広告は新たなユーザーへのリーチという面で、非常に有効な施策といえます。
弊社では、このように新たなweb広告運用の施策を模索している企業様や、現在の運用施策について課題を持っていく企業を対象に、現在無料の相談会を実施しております!
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