2022.07.28
KNOWLEDGE
【最新アップデート情報|TikTok広告】広告アカウント間でオーディエンス共有できるピクセル共有機能が実装開始!
TikTok広告運用者なら
「この商材で使っているオーディエンスを他の案件で使えないか?」
「この商材の類似オーディエンスを他商材で使えば確度上がるのでは?」
と思ったことが一度はあるのではないでしょうか?
なんと!!2022年7月4日に実装されたアップデートで、今までは出来なかった広告アカウント間でのピクセル共有が可能になりました!
ピクセル共有機能により「広告アカウントを跨いだ広告学習の共有」「他広告アカウントへのイベント設定の共有」が可能になり、より柔軟にターゲティング設定が出来るようになりました。
今回は、「オーディエンスをどのように活用できるのか」、「ピクセル共有方法(作成したオーディエンスを共有する方法)」をご紹介します。
※尚、この機能はテスト段階のため、一部のユーザーのみ適用されています(2022/7/28時点)
1.ピクセル共有で活用できるオーディエンスとは
TikTokビジネスアカウント(広告)に対して下記のアクションを起こしたユーザーのオーディエンスを作成することができます。
▼オーディエンス作成が可能なアクション
フォロー・プロフィール閲覧・動画再生(2秒/6秒/100%視聴)
動画エンゲージメント(いいね/シェア/コメント)
このオーディエンスを活用することで、
例1)「プロフィール閲覧者」へのリターゲティング配信
例2)「フォロワー」に類似したユーザーへの配信
例3)「アカウントの動画を6秒以上閲覧したユーザー」への配信
など、より確度を高める配信可能となります。
今回のアップデートで、この「オーディエンス」を他アカウントに共有することが可能となり、より柔軟なターゲティング設定が可能となりました!
このオーディエンスをどのように共有するのか「ピクセル共有機能」について、早速ご紹介します!
2.広告アカウント間のピクセル共有機能について
2-1.ピクセル共有機能(ピクセルシェアリング)とは
「ピクセル共有機能(ピクセルシェアリング)」とは、
従来、作成元の広告アカウント上でしか使用できなかったピクセルが
他の広告アカウントにも共有できるようになった機能のことです。
この機能を活用することで下記のようなメリットがあります。
例1)広告アカウント間を跨いだ広告学習の共有が可能になり
└キャンペーンの学習や過去のイベントデータはピクセルレベルで保存されているため。
例2)他の広告アカウントにもイベント設定を共有できるようになる
なお、オーディエンスの作成においてはピクセルオーナーのみに権限があるため、
リタゲやCV類似など、ピクセルに基づいたオーディエンスを共有したい場合は、
ピクセルオーナー側のアカウントを作成してからオーディエンスを共有する形になります。
2-2.ピクセル共有方法
STEP1:ビジネスセンターにアセットを追加する
広告アカウント間でピクセルの共有をするためには、イベントマネージャーでピクセルを作成し、
広告アカウントからビジネスセンターにピクセルを転送する必要があります。
ここでは、ピクセルを作成した後のフローをご紹介します。
もしピクセルの作成方法が知りたい方は、こちらの記事をご参照下さい!
1.ビジネスセンターに管理者としてログイン
2.サイドバーの「アセット」タブにある「ピクセル」をクリック
3.「ピクセルを追加」をクリックして転送を開始
4.「ピクセルを転送」のポップアップに転送したいピクセルのIDを入力し、「確認」
ピクセルがビジネスセンターに転送され、このピクセルが他アカウントやパートナーへの共有ができるようになります。
STEP2:ピクセル共有方法
ビジネスセンターにピクセルの共有設定が終われば、次はそのピクセルを共有する作業になります。
ピクセルを共有する方法は大きく分けて2種類あります。
①ビジネスセンター内の広告アカウントとピクセルを共有する場合 ⇛ STEP2a
例)1つのビジネスセンターで複数の広告アカウントを保有している場合等
②他のビジネスセンターとピクセルを共有する場合 ⇛ STEP2b
例)自社のビジネスセンターを代理店に共有し、広告配信をする場合等
ピクセル共有先によって共有方法が異なるので、どちらに該当するのかを事前に確認しましょう。
STEP2a:ビジネスセンター内の広告アカウントとピクセルを共有する場合
ここでは、同じビジネスセンター内の広告アカウントへピクセル共有をする方法をご紹介します。
1.管理者としてビジネスセンターにログインし「アセット」>「ピクセル」
2.共有したいピクセルをリストから選択
3.「連携されたアセット」のタブから「アセットを割り当てる」をクリック
4.ピクセルを割り当てた広告アカウントを選択して「確認」をクリック
ビジネスセンターへのピクセルを共有したのに、連携がれていない場合は、広告アカウントが作成されていない可能性があります。
共有先の広告アカウントが開設されているのか、再度確認してみてください。
作成されていなかった場合、こちらの「代理店ビジネスセンターで広告アカウントを作成する」をご参照ください!
本記事では紹介していませんが、「間違った広告アカウントを連携してしまった」という時もあるかと思います。
その際は広告アカウントから連携を解除できますので、解除後に改めてピクセルを共有しましょう。
※連携を解除する方法はこちらをご参照ください「TikTokビジネスセンター/ビジネスセンターでのピクセルシェアリング」
STEP2b:他のビジネスセンターとピクセルを共有する場合
ここでは、他のビジネスセンターの広告アカウントへピクセル共有をする方法をご紹介します。
1.管理者としてビジネスセンターにログインし「アセット」>「ピクセル」
2.共有したいピクセルをリストから選択
3.「パートナー」タブから「パートナー追加」をクリック
4.ピクセルを共有したいビジネスセンターIDを入力し、「確認」をクリック
STEP1同様に「間違ったパートナーにピクセルを連携してしまった」という時もあるかと思います。
その際は広告アカウントから連携を解除できますので、解除後に改めてピクセルを共有しましょう。
※連携を解除する方法はこちらをご参照ください「TikTokビジネスセンター/ビジネスセンターでのピクセルシェアリング」
3.まとめ
以上が「広告アカウント間でオーディエンス共有できるピクセル共有機能」の実装方法でした。
ピクセル共有機能により、柔軟なターゲティングが可能となりました。
TikTok広告で既存商材に加え、類似商材を配信したい時等に活用すれば確度の高いオーディエンスに配信することも可能です。
ピクセルを共有するだけで、データを蓄積するオーディエンス設定(イベント、カスタムオーディエンス作成)をしていなければ意味がありません。
まだオーディエンス設定をしていないのであれば、併せて設定するようしましょう。
参考記事)「TikTok For Businessのオーディエンス作成方法を簡単解説」
バリュークリエーションでは、
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