2020.01.22
KNOWLEDGE
【配信結果あり】Facebookアンケート広告の設定方法と実際に配信してみた結果
アンケート広告とは?
アンケート広告とは、広告内で2択のアンケートスタンプを表示できる広告。
Facebookによると、「アンケートスタンプによって利用者とインタラクティブに対話することで、ターゲット層とより良いつながりを築き、ブランド認知度とコンバージョンの向上」が期待できます。
ユーザーに投票させることで広告の主人公にさせることで、「自分ゴト」化する効果がありそうです。実際にアンケートスタンプを用いた広告を利用したアメリカのファストフード「ダンキンブランズ」は「製品ストーリーが自然な形で発信され参加を促すことができました。同時にすばらしい結果ももたらされ」たとのこと。これは実際にやってみたい!
設定方法
キャンペーンの目的を選択し、セットを設定するところまでは通常の広告作成と同様です。
メディアを追加、から動画を選択すると「アンケートを編集」のボタンが現れます。
このとき、画像が選択されていたり、ダイナミッククリエイティブが選択されているとこのボタンは表示されませんのでご注意を。
現在アンケート広告の機能は動画のみに対応しています。
「アンケートを編集」を選択すると、広告上に追加するアンケートを編集する画面に。設定できる項目は
・アンケートの質問(70字以内)
・選択肢1(20字以内)
・選択肢2(20字以内)
・アンケート選択後に遷移するURL(選択肢1、2)
選択した答えに応じて、遷移先のランディングページを振り分けられるのが面白いですね。解決したい悩みに応じた訴求や、デモグラなどでLPを変えることでコンバージョン率向上が期待できそうです。もちろん、回答結果に関わらず同じURLを設定しても問題ありません。
質問や選択肢の文字量によっては文字が小さく読みにくくなることもあるため、プレビュー機能を利用して実際のスマートホンなどでの表示を確認しつつ、作成したほうがよさそうです。
内容が固まったら、「保存」を押しましょう。
注意点
アンケートボタンが表示されるのは、現在facebookのモバイルニュースフィードのみ。他の配置も設定することは可能ですが、実際にはボタンは表示されない状態で配信がされますので、ご注意ください。
また、見出しにあたる部分にアンケートが表示されるため、実際の広告では見出しが表示がされません。
実際に配信してみた
ユーザーがアンケートにどのように回答したか、その結果は管理画面から確認することができます。
管理画面で広告を選択し、右上のタブから「チャートを見る」を選択します。
この結果は広告だけでなく、今後のマーケティング戦略における参考データとしても活用できそうです。
さて、アンケートを追加することで、広告クリエイティブの見え方はどのように変わるのでしょうか。以下をご覧ください。
素材が同じ組み合わせでも、アンケートありの広告はアンケートボタンがある為、画面専用率が約1割ほど高くなっていることがわかります。これによりクリック率はどのように変化するのでしょうか。実際に配信してみた結果がこちらです。
広告の目的:語学講座の無料登録
アンケートスタンプの有無以外は、すべて同条件で配信したキャンペーン同士で比較してみました。
意外なことに、CTRはアンケートありの広告の方が下がるという結果になりました。
語学を習得した後、どのようなことがしたいか?という内容のアンケートを作成したのですが、どちらを選ぶか、迷わせる内容だったかもしれません。選択肢の文章も長すぎたかもしれません。この点は、次に活かしたいところです。
コンバージョン率は、2.6ポイントアップという結果になりました。
コンバージョンへの1歩目に「アンケートに回答する」というハードルの低い行動を起こさせる。これにより「せっかくアンケートに回答したのだから、何かしらの成果を得たい」と思わせ、コンバージョンまで至らせる。このユーザーの心理はコンコルド効果で理解できそうです。
まとめ
ユーザーと広告主とのインタラクティブ(相互作用)なコミュニケーションを促すのに有効な機能は今後も増えていくことが予想されます。
「アンケートに回答」してもらうというシンプルな機能だけに、業種やビジネスによってさまざまな活用法がありそうなfacebookのアンケート広告、ぜひ活用してみてくださいね。
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