2021.01.20
KNOWLEDGE
【Google サーチコンソールの活用法】検索広告運用者向け
Google Search Console(サーチコンソール)とは、Googleの検索結果での検索トラフィックや、掲載順位などのパフォーマンスデータを確認できる無料のツールです。
▼概要、設定方法などはこちら
サーチコンソールはSEO対策で用いられることが多いと思いますが、WEB広告運用担当者にも役立つ情報が得られます!
では、実際にどんな情報が得られるの?どんな活用をしたらいいの?という部分をご紹介します。
1.オーガニック検索パフォーマンスの確認
「検索パフォーマンス」では、Googleのオーガニック検索において、どんな検索ワードで検索され、どのくらい表示されクリックされているかがわかります。
①ツールバーで「検索パフォーマンス」内「検索結果」を選択
②表示したい指標に☑を入れる
③結果を確認
■期間で比較も可能
④「期間」の部分をクリックし、「比較」の部分で特定の期間を絞りこんで比較をすることができます。
■特定のページの流入クエリも確認可能
また、ここで③の「ページ」をクリックし、再び「クエリ」をクリックするとそのページにどのようなクエリで表示・クリックされているかがわかります。
こんなときに活用
・オーガニック検索のクエリを分析して、新たな訴求軸で広告を作成する
検索広告で設定したキーワードでの流入では発見できなかった、新たなニーズが発掘できるかもしれません。
・新たに広告出稿キーワードとして登録する
オーガニックで流入数が多かったクエリを検索広告のキーワードに登録することで、オーガニック検索上部の広告枠へも表示が可能になるため、検索画面の占有率アップによりユーザーに触れる機会を増やすことができます。
また、広告出稿KWとしての登録で誘導したいページに遷移させることもできます。
2.ページスピードパフォーマンスの確認
「ウェブに関する主な指標」の部分では、ページの処理速度を示しています。「不良」「改善が必要」「良好」の3段階で示されます。
①左ツールバーの「ウェブに関する主な指標」をクリック
②モバイル/PCで確認したいほうのレポートをクリック
③表示させたい項目に☑
④各項目をクリックし、該当のURLを確認
※ちなみに…「CLS」「LCP」「FID」とは?
・CLS:Cumulative Layout Shift
読み込み時のページレイアウトの移動量。ページを表示している間に文字などのレイアウトが変わると良くない、という意味。
・LCP:Largest Contentful Paint
そのページの最も大きなコンテンツ(画像など)が表示されるまでの時間。
・FID:First Input Delay
最初にページ内でアクション(リンクのクリックなど)をして、その操作にブラウザが応答するまでの時間。
こんな時に活用
・直帰率の改善
ページの読み込みに時間がかかると、直帰率に影響を及ぼすと言われているため、直帰率が高い場合は1度確認してみることをオススメします。
・CVまでの導線のページの読み込み速度改善
コンバージョンまでの導線上のページで低速などのページがあった場合、そこがネックになっている可能性があります。
3.スマートフォンでの表示パフォーマンスを確認
「モバイルユーザビリティ」ではGoogleから見たときにスマートフォンでWEBサイトを表示したときに使いにくいページとその理由を教えてくれます。
・クリック可能な要素同士が近すぎます
・コンテンツの幅が画面の幅を超えています
これらのエラーが出た場合はクリックすると該当ページを確認できます。
こんな時に活用
・スマホ配信の効果が悪い場合の改善策を知る
スマホでのCVRがパソコンに比べて悪い、直帰率、離脱率が高いなどの減少が見られた場合は、こちらを一度確認し、CVまでの導線ページやアクセス数が多い重要なページから改善していくのが良いかと思います。
4.まとめ
検索広告運用者向けGoogle Search Consoleの活用ポイント
・オーガニック検索での各クエリのCTRや掲載順位がわかる
・オーガニック検索クエリから、新たな広告の訴求軸・キーワードを発掘する
・WEBページの問題点を知り、改善に活かせる
└ページの読み込み速度
└モバイルユーザビリティ
いかがでしょうか?Google検索広告を配信している方はぜひ活用してみてください。
「やっぱり見方が難しい!」という場合は、お気軽にご相談ください。