2019.01.23
KNOWLEDGE
【Instagram】ストーリーズのみの配置で配信する(検証結果)
前回の記事では、ストーリーズの配置のみでキャンペーンを作ると「テキストペナルティーが免除」され、そのためクリエイティブ内に大量のテキストを含めたい場合などにも活用できる、というメリットをご紹介しました。
今回は、実際の配信結果をお伝えしようと思います。
配信結果
以下は一か月間の配信結果です。
今回は、ストーリーズ用のキャンペーンを作る前からInstagramでの効果が良かった、40代以下の女性を対象にストーリーズ配信を行いました。
配置は、ストーリーズキャンペーンはストーリーズのみ、フィードはストーリーズ以外の全ての配置で設定しています。
CTRはフィードのみキャンペーンの方が良いものの、CVR、CPAはストーリーズのみキャンペーンの方が良いという結果になりました。
Instagramをお使いの方はご存知かと思いますが、ストーリーズの投稿は何も操作せずとも右からどんどん流れてきます。
画面をロングタップすれば、タップしている間、投稿が流れていくのを止めることができます。
次の投稿に進みたい場合は右から左へスワイプまたは1タップ、前の投稿に戻りたい場合は画面の左端を1タップると移動することができます。
では、LPへ遷移するにはどうすればいいかというと、画面下から上へスワイプします。
そう、フィードではタップ(スマートフォンの場合。PCの場合はクリック)すれば遷移していたのに、ストーリーズではタップしただけでは遷移できないのです。
ということは、フィードでは誤タップによってクリック数が増えるということもあり得ましたが、ストーリーズではより誤タップが生じにくくなったのです。
つまり、LPへ遷移したユーザーの質がフィードよりも良かったため、CVRが向上したと言えるのではないでしょうか。
また、ストーリーズのみのキャンペーンではクリエイティブのテキストペナルティーが免除され、クリック前に十分にサービス内容について訴求することができたということもCVR向上につながっていると考えられます。
まとめ
前回もお伝えしたように、他の配置と同じキャンペーン内でもストーリーズへ配信することはできます。
ただし、その場合は、ストーリーズの配置のみのキャンペーンでは免除されていたテキストペナルティーの対象となりますので、注意が必要です。
ストーリーズ用にクリエイティブを入れていなくても、フィード用のクリエイティブからストーリーズのサイズに自動生成してくれる機能もあり、より気軽にストーリーズへの配信ができるようになりました。
しかし、自動生成は画面いっぱいに画像を表示することはできませんし、見え方の点ではやはり専用にクリエイティブを作るよりも劣ってしまいます。
ストーリーズ用にクリエイティブを作って設定すれば、CTRもより向上させることができ、その結果、さらにCV数の増加等の効果が期待できるのではないでしょうか。