KNOWLEDGE

【5分で読める】Googleアナリティクスでスクロール率を計測する方法を解説

はじめに

コンテンツ記事や、商品を説明するWebサイトを運営する方にとっては、
ユーザーがどこまで読んでくれたか、を表す「スクロール率」はとても気になるところですよね。
これらを計測する代表的なツールとしてをヒートマップがありますが、
有料のサービスが多く、すべての案件で導入できるとは限りません。

そんな時に、ページのスクロール率をGoogleアナリティクスで管理する方法をご紹介します。
この記事では、Googleタグマネージャを用いて設定する方法について解説します。
Googleタグマネージャについてはこちらの記事でわかりやすく解説していますので、ぜひご覧ください。

【最新版】GTM(Googleタグマネージャー)の基本設定と電話コンバージョン設定方法

GTMで設定していく

変数を設定する

Googleアナリティクスで管理する前に、
Googleタグマネージャーでスクロール量を計測するための変数設定が必要です。
設定方法を順に説明していきます。

左側のメニューから「変数」を選択し、
組み込み変数の枠内の「設定」ボタンをクリックします。
ここで、スクロールの3項目「Scroll Depth Threshold」「Scroll Depth Units」「Scroll Direstion」にチェックを付けます。

Scroll Depth Threshold

スクロール量の閾値(しきいち)です。閾値とは数値的な境界の事を差し、スクロールの深さがここまで到達したらカウントする、ということを表しています。閾値が%(パーセンテージ)の場合は0~100の数値、ピクセル数の場合はピクセル数そのものが値となります。

Scroll Depth Units

閾値の単位、すなわち%(パーセンテージ)またはピクセルです。

Scroll Depth Direction

スクロールのdirection=方向です。縦方向か、横方向かを差します。

変数の設定は、以上で終了です。

※もしこの意味が解らなくても、このまま進みましょう!w

 

タグを設定する

次に、アナリティクスのタグを設定していきます。
これらは、Googleアナリティクス上では「行動」→「イベント」レポート内で表示される内容です。

カテゴリ

今回はscrollというカテゴリを設定しました。これはレポート内のイベントカテゴリに表示されます。

アクション

ここでは〇%までスクロールした、という意味で{{Scroll Depth Threshold}}%を設定しました。レポート内のイベントアクションに表示されます。

ラベル

ここではページのURLを指す{{Page URL}}を設定しました。レポート内のイベントラベルに表示されます。

非インタラクション ヒット

特に指定がなければ「真」としておくのがよいでしょう。
スクロールなどの操作をしてイベントを発生させた場合に直帰とみなさない場合は「偽」を選択します。

トリガーを設定する

一番下までスクロールされたときを100として、どこまでスクロールして表示されたか、を設定していきます。
この時、ページの適当な割合にいくつかトリガーを設定しておき、
どのトリガーが発火したか、でユーザーがどこまで表示したかを把握します。
1/4までは見たが半分までは到達していないので、
その間で離脱したのだろう、という具合です。

また、1%刻みでトリガーを設定して細かく分析しよう!とするのもよいのですが、
あまりに細かくするメリットはあまりありません。
よほどコンテンツ量の多いページでない限り、10~25%刻みで設定するのが良いでしょう。

以下では25%刻みで設定していきます。

この設定では、25%・50%・75%・90%でトリガーが発火するとしています。
通常、100%というとページの最下部までスクロールされた、ということですが
そこまで見るユーザーは稀ですので、「90%」までとしています。
この数値もページの構成によって、適宜設定は調整してください。

特定のページでのみ計測する場合は、トリガーの発生場所を指定します。

Googleアナリティクスで確認してみよう

設定後、Googleアナリティクスで数値が反映されているか、確認してみましょう。

まずは左側のメニューから「イベント」、概要を選択してみましょう。
イベントカテゴリとして「scroll」、イベントアクションとして「25、50・・・」と設定した数字が、イベントラベルにURLが表示されていればOKです。※記事の前項と設定内容が違えば、表示される内容も異なります。

イベントアクションもばっちり計測できていますね!

まとめ

このページでは、Googleタグマネージャのスクロールトリガーを使用して、Googleアナリティクスでスクロール率を確認する方法について解説してきました。
手っ取り早く、要点だけ確認したい場合はヒートマップをお勧めしますが、
ヒートマップツールでは確認できないセグメントごとのスクロール率など、
ほかのディメンジョンと組み合わせることで、大きく価値を発揮する機能だと思います。
是非活用してみてください。

この記事についてより詳しく相談する

お名前必須
会社名必須
電話番号必須
メールアドレス必須
お問い合わせ内容必須

【個人情報の取り扱いについて】
・入力フォームでご提供いただく個人情報は、お申込み情報やお問合せに適切に回答し、管理するために利用します。
・当個人情報を第三者に提供することはありません。
・当個人情報の取扱いを委託することがあります。
委託にあたっては、委託先における個人情報の安全管理が図られるよう、委託先に対する必要かつ適切な監督を行います。
・当個人情報の利用目的の通知、開示、内容の訂正・追加または削除、利用の停止・消去および第三者への提供の停止
(「開示等」といいます。)を受け付けております。開示等の求めは、以下の「個人情報苦情及び相談窓口」で受け付けます。
・任意項目の情報のご提供がない場合、最適なご回答ができない場合があります。
・クッキーやウェブビーコン等を用いるなどして、本人が容易に認識できない方法による個人情報の取得は行っておりません。

<個人情報苦情及び相談窓口>
バリュークリエーション株式会社
個人情報保護管理者:管理部 個人情報保護担当
TEL:03-5468-6877
FAX:03-5468-6455
E-mail:info@value-creation.jp

電話受付時間:平日 午前9:30〜午後6:00(年末年始・土日祝を除く)

上記の個人情報のお取り扱いについて同意いただける場合は
「送信する」ボタンを押してください。

  • Google Adwords 認定資格取得者41名
  • X(旧Twitter)認定代理店
  • TikTok for Business Gold

    2023年第1四半期取得
    2023年第2四半期取得
    2023年第4四半期取得
    2024年第1四半期取得

  • TikTok for Business Silver

    2023年第3四半期取得

  • Meta Business Partner
  • SmartNews	Ads Partner
  • Pinterest Advertising Essentials
  • 景表法・特商法 広告遵守団体認証 KTAA団体認証。2023年9月8日
  • 薬機法 医療法 遵守広告代理店認証 YMAA団体認証。2023年9月8日
  • スムーズビズ
  • 時差Biz
  • 日本を元気にする企業