2024.03.04
KNOWLEDGE
【駆け出しWebマーケター必見】広告バナーを”最速・最短”で作る方法(Canva)
皆さんバナーを作る際はどのような手順でバナーを作成していますか?手順や構成を意識せず、伝えたい内容を想いのままに作成していませんでしょうか?
昨今のWEBマーケ業界では”機械学習“が発展し自動ターゲティング・自動入札が推奨されることが多くなってきています。
そんな中、他社と差をつける要素の中でも「バナーのウェイト」が重くなってきているのを日頃感じていらっしゃるのではないでしょうか?
また、バナー検証のPDCA速度が間に合わず効果が保てないという経験をされた方もいるのではないでしょうか?
そこで、今回はバナー検証のPDCA速度を少しでも上げ、バナーで他社と差をつけるために私が普段意識して取り組んでいることをご紹介致します。
少しでもみなさんのバナー作成速度が向上すれば幸いです。
※今回は超ハイクオリティのバナー制作ではなく、配信できるレベルのバナーを最速・最短で作成することを前提とします
はじめに.自分なりのルールを決める
皆さんバナーを作る際はどのような手順でバナーを作成していますか?あまり細かい手順を設けている方はそう多くないのではないでしょうか?
自分なりのルールを決める
バナーを”最短・最速“で作成する最も重要なことはこのルール作りです。
筆者はバナー作成について明確なルールを設けています。
具体的には…
1、作成手順を決める
2、デザインにこだわりすぎない(フォントやレイアウトは数種類を使いまわす)
ここからは私が普段ルールとして設けている上記について具体的に紹介していきたいと思います。
作成手順を決める
筆者は作成順序のルールをあらかじめ決めておき、作成することを徹底しています。
具体的な手順としては下記です。
1、遷移先の読み込み(商材理解)
2、ペルソナ想起
3、各要素の洗い出しと仮配置
4、レイアウトを決め要素をはめ込む
5、全体バランスの調整
それでは各項目について具体的に見ていきましょう。
※この記事では架空の求人エージェント「ABCエージェント」という商材を例に具体的な方法を紹介していきます
STEP1.遷移先の読み込み(商材理解)
まずはじめに遷移先の読み込みをします。この遷移先の読み込みは以下を意識して行っています。
1、この商材の強み・推しポイントは何か
2、ページ内で使えそうな訴求・キャッチコピーはどれか
3、ブランド・商材のトンマナ
この3点を意識して読み込み、商材の強みや使えそうなキャッチコピーが思いついた際はメモしておくことで、後に行う「要素の洗い出し」のスピードが格段に上がります。
今回のABCエージェントでは以下にします。
STEP2.ペルソナ想起
次に商材のターゲットとなり得るペルソナ像を考えていきます。
ペルソナ像は以下の項目に沿って考えます。
1、ベネフィット(その商材によってユーザーはどのような変化を手に入れられるか)
2、年齢・性別・趣味嗜好等
3、ユーザーの悩み
4、なぜこの商材にまだ手を出していないのか
今回のペルソナ像は以下にします。
ペルソナ設定方法とベネフィットについては下記にて詳しく説明しておりますのでご参照ください。
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"メリット"と"ベネフィット"の違いって何?【考え方もご紹介!】
STEP3.各要素の洗い出しと仮配置
次に各要素の洗い出しと仮配置を行っていきます。ここで言う要素とは下記を指します。
1、使用する具体的なキャッチコピーやCTA
2、使用する画像素材やイラスト素材
では、具体的に各項目について見ていきましょう。
STEP3-1.キャッチコピー
まず、STEP1、STEP2の章で洗い出した商材の強みとペルソナ像のなぜ商材にまだ手を出していないのかという箇所からメインコピーを決めていきます。それぞれを改めて整理すると…
・商材の強み:「一人一人のユーザー希望に寄り添った求人を紹介」
・ペルソナ像の商材に手を出していない理由:エージェントは自分の意見を本当に取り入れて求人を紹介してくれるか懐疑的であり不安。
上記でしたね。この二つの共通点からメインコピーを選定します。
・メインコピー:転職は一人一人に正解がある
次にサブコピーを決めます。サブコピーは基本的にメインコピーを補完する内容のものをチョイスすることをオススメします。
・サブコピー:あなた専属の担当者が希望に合った職場を提案
最後にCTAの文言を選定します。CTAではユーザーが具体的に何をすればよいか(アクション)を提示してあげるのがベターです。
※他にも様々な種類があるので詳しくはコチラの記事を参考に作成してみてください。
・CTA:無料で悩みを相談してみる
STEP3-2.素材選定
次に使用する画像素材・イラスト素材を選定していきます。
広告バナーはパッと見でユーザーに伝えたい内容を伝える必要があるため、目に留まる素材選定が重要です。
今回はSTEP1、STEP2で決めたそれぞれの内容から下記のような要件で素材を探しました。
1、ペルソナに合わせた人物素材
2、明るい未来を描きやすいイメージ画像
実際に選定した素材はこちらになります。
STEP3-3.仮配置
STEP3-1、STEP3-2で選定した要素を実際に仮置きしていきます。
※便宜上バナー内に黒枠線を付けています※
このようになりました。
これで本当に大丈夫?となるかもしれませんが、最初はこの程度の仮置きで大丈夫です。
STEP4.デザイン(レイアウト)を決める
次のステップでレイアウトを決めます。
バナーを最速・最短で作るにはこのレイアウト決めにもいくつかルールを定めています。
そのルールとは
1、自分がデザインしやすいレイアウトをいくつか用意し極力そのレイアウト以外は使わない
2、テンプレートをうまく活用する(Canvaの場合)
この2つのルールを定めています。
今回は筆者がよく使用しているレイアウトで作成していきたいと思います。
そのレイアウトがこちらです。
どこにでも見るありきたりな縦割りデザインですが、ありきたりということは万人受けする使いやすいレイアウトということです。
バナーを最短・最速で作りたいあなたは「こだわったレイアウト」を使用するのは今日で卒業してください。
実際に、先ほど仮置きした要素をこのレイアウトに当てはめて実際のバナーを作成してみましょう。
このようになりました。
場合によってはここまでで完成にしてしまっても問題ないレベルになることもありますが、今回はわかりやすく順序立てて最後の手順を行います。
STEP5.全体バランスの調整
最後に全体バランスを調整していきます。
ここでも筆者はいくつかルールを定めています。
1、フォントは使いやすいものを数種類用意し、その中で完結させる
2、色は原則3色までの使用
3、文字を傾けたり斜めにしたりバランス調整に時間がかかることは極力しない
4、全体調整の時間を決めてデザインにこだわりすぎない
このルールを徹底して守ることでバナーを最短・最速で作成できるようにしています。
こちらを意識して作成したバナーがこちらです。
このようになりました。デザインにこだわれば、もっとオシャレなバナーが作成できるかもしれませんが、
広告バナーを配信するうえでは
1、ユーザーが不快にならないようなデザインレベル
2、伝えたい訴求が伝わる
これらを満たしていれば問題ないと筆者は思っています。
最後に
いかがでしたでしょうか?
バナーを最速・最短で作成し、より早くPDCAを回すためには
明確なルール作りが最重要項目です。
また、ある程度訴求が伝わるデザインで実際に広告を配信してみてPDCAを回し、ユーザーの反応が良いバナーやCVが獲得できるバナーがあれば
1、デザインを煮詰める
2、訴求やキャッチコピーを煮詰める
上記を行いクリエイティブによる配信効果を最大化させていきましょう。
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